AI(人工知能)時代における人間の社会的役割を問い直し、《歴史》・《文学》・《言語》・《メディア社会》・《人間心理》などを通じて人間としてより良く生きるためのコミュニケーション力と構想力を磨いていきます。
日本・英語圏・中国の文学や言語を軸に、コミュニケーションのあり方を追究します。国際社会や共生社会に不可欠な言語コミュニケーション能力を培うとともに、情報社会の進化に対応できる情報活用能力やメディアに対する判断能力を身につけます。
日本と世界の歴史・文化を見つめ、国際的な相互理解の重要性を理解していくことで、他者への共感能力を養い、現代社会を読み解くための広い視野の獲得を目指します。また、心理学や対人関係の基礎を学び、人間への理解を深めます。
一つの分野の授業を集中して履修したり、学びたいことにとことん取り組んだり、自分のやりたいことを明確にしていくことができます。
「教員・保育士養成支援センター」のサポートのもと、中学校教諭一種(国語/英語/社会)、高等学校教諭一種(国語/英語/地理歴史)免許状を取得することができます。受講料無料の資格取得講座を受講できるエクステンションセンターでは、教員試験対策講座も受けられます。また、図書館司書や博物館学芸員に対応したカリキュラムも用意されています。
「准学校心理士」とは、
「学校心理士」に準ずる資格で、卒業と同時に資格が得られます。
教育や福祉の現場で役立つ知識を身につけることができます。
※教員免許状取得者が対象。
取得できる資格 |
● 中学校教諭一種免許状(国語・英語・社会) |
● 高等学校教諭一種免許状(国語・英語・地理歴史) |
● 学校図書館司書教諭(教員免許状取得者が対象) |
● 図書館司書 |
● 博物館学芸員 |
● 社会調査士 |
● 准学校心理士(教員免許状取得者が対象) |
人間文化学科 4年 清 水 さん 茨城県立土浦湖北高等学校 出身
清 水 さんが選んだ授業
社会心理学 × メディア文化論 × 日本史概説
「社会心理学」で、日常の行動から人々の心の裏を読んだり、「メディア文化論」で、ニュースの背景を読み解き、ひとつの事象を多様な視点でとらえられるようになりました。この力を活かして、生徒一人ひとりの人間性としっかりと向き合いたいと思います。また、「日本史概説」は教員を目指す者として理想の授業。歴史の面白さを生徒に伝えられるようになることが目標です。
人間文化学科 4年 福 澤 さん 埼玉県立誠和福祉高等学校 出身
福 澤 さんが選んだ授業
英語圏文学講読 × 文化人類学 × 社会心理学
「英語圏文学講読」では、シェークスピア作品などの分析を通して文化の違いを学び、「文化人類学」では、生活習慣や気候による文化の違いなどを考察しています。「社会心理学」は、社会的背景が異なる人々の心理を理解する大切さを教えてくれました。世界中の人々と接するために重要な「多様性」をこれらの授業から学んでいます。
人間文化学科 4年 秋 元 さん 埼玉県立進修館高等学校 出身
秋 元 さんが選んだ授業
書誌学 × 日本文学概論 × 異文化コミュニケーション
「書誌学」は、本や活字の歴史など、図書館司書の基本知識が身につけられます。作品だけではなく、作者の生い立ちも学ぶ「日本文学概論」。この授業で得た小説の豊かな読み方を伝えることで本好きの人を増やしたいです。また、外国の服や建築物など、視覚を通して異文化を学べる「異文化コミュニケーション」で、司書に必須の教養も高めています。
人間文化学科 4年 田 村 さん 埼玉県立新座高等学校 出身
田 村 さんが選んだ授業
日本語学 × 地誌学 × 中国語
日本語の成り立ちを学ぶ「日本語学」では、方言の移り変わりを調べたり、「地誌学」では、歴史や風土の違いによる各地域の特性を学んでいます。地域に根差した公務員に欠かせない「地域の魅力」を見出す力が身につきました。また、地元でも外国人の住民が増えているため、コミュニケーションのために「中国語」の授業で言語と文化も学んでいます。
人間文化学科 3年 下 山 田 さん 栃木県立上三川高等学校 出身
下 山 田 さんが選んだ授業
博物館概論 × 美術史 × 古文書学
日本の歴史が好きなので、最初は社会科教員を目指していました。でも、博物館学芸員課程の授業が想像以上に面白くて、この分野をもっと深めたいと思ったんです。授業では博物館へ土器や古文書を見に行ったり、地元栃木の奇祭「ジャガマイタ祭り」の起源の調査などもしました。将来は地元の博物館に就職し、地域の人々に歴史を伝えていきたいです。
人間文化学科 4年 今 野 さん 埼玉県立誠和福祉高等学校 出身
今 野 さんが選んだ授業
日本文学講読 × 英語圏文学概論 × 英語圏文学講読
小さい頃から読書が好きで、将来は図書館司書になりたいと思っていました。大学入学後、ゼミやインターンシップを通して実社会でいきいきと働いている社会人の方々と関わることで、今までの自分に無かった夢ができました。「ありがとう」の言葉を言ってもらったり、誰かの喜ぶ笑顔が見られたとき、その時が自分自身にとって、幸せな瞬間なんだ、やりがいなんだと気付かされました。
豊富な支援行事ときめ細やかな個別サポート
埼玉学園大学では、個々の学生の性格や希望に沿ったきめ細かい指導を心がけ、学生一人ひとりに対応しています。
キャリアセンター(キャリア支援課)では、スタッフ全員が、常時相談に応じ求人の紹介を行い、就職内定を得るまで継続してサポートします。
「学ぶ楽しさ」をともに実感する
「学ぶ楽しさ、知るよろこび」を、学ぶ課程だけでなく、学ぶ内容からも実感できるのが人間文化学科の特長です。文化や歴史について、何か一つでも興味があれば、ぜひ人間文化学科にいらしてください。興味をきっかけに学びを深化させ、自ら調べ判断し、自らの言葉で表現する能力を身につけ、成長する自分に出会えます。
少人数で専門科目の理解を深めるゼミナール。1 年次(教養演習)、2 年次(基礎演習)、3・4 年次(専門演習・卒業論文又は卒業研究)と、学年ごとに内容がステップアップし、無理なくディベートや発表、論文作成の技術が習得できます。
1年次 |
教養演習I・II「聞く」「話す」「書く」などの<ことば>を操るための基本的な力を養います。人前で話す、メモをとる、短い文章を書いてみる等の訓練を通して、一人ひとりの学生の中にある、思考力やコミュニケーション能力を掘り起こしていきます。 |
2年次 |
基礎演習自分の関心に即したゼミを選択します。 |
3年次 |
専門演習より深く学びたい分野を選択します。 |
4年次 |
卒業論文又は卒業研究大学生活の総仕上げ。 |
人間は周囲のできごとをどんな風に受け止めて生きていくのだろうか?過去から現在まで様々な人々が、自分の置かれた時代や状況やその中で感じたり考えたりしたことを、言葉に書き表しています。それを読み解くことを通して、私たちも苦しさや悩みを乗り越える勇気を身につけましょう。世界と向き合いつつ、現代を生き抜いていくための柔軟な知恵、それが<教養>と呼ばれる力なのです。
人間は日常のなかで、笑い、悲しみ、また時に悩みながら、それぞれの社会生活を営んでいます。そうした日々展開される「現在」の人間社会とは、どのように作り上げられてきたものなのか。そして、どんな問題を抱えているのでしょうか。「過去」の歴史や、世界の多様な文化を学ぶことを通して、人間や社会を見る眼を養い、豊かな「未来」を切り開くための思考力を磨いていきます。