教員紹介

人間文化学科の教員をご紹介します。

 

福島 良一 人間文化学科長

FUKUSHIMA, Yoshikazu
所属学部・職位・役職 人間学部 人間文化学科 教授 人間文化学科長
経歴 【最終学歴】
早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得退学
政治学修士

【主な職歴】
琉球大学専任講師、同大学助教授
早稲田大学政治経済学部非常勤講師
拓殖大学政経学部非常勤講師
国士舘大学大学院政治学研究科非常勤講師

担当授業科目 日本史学入門、日本史概説、日本史特論(明治以降)、日本史資料講読(近現代)
研究・専攻分野 日本近現代史
研究テーマ・概要 近代日本の知識人と戦争
近代日本において展開された戦争の歴史的意味を、相異なる立場にあった知識人たちの言説の分析を通して考察する。
主な著書・論文 【著書】
共著『文化としての暴力』(森話社、2006年)
共著『罪と罰の文化誌』(森話社、2009年)

【論文】
「赤松克麿における政治志向の芽生え」(『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』2012年)
「第一次世界大戦期のデモクラシーと軍国主義をめぐる言説」(『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』2016年)
「日米非戦論者水野広徳の対米態度」(『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』2022年)

所属する学会及び
社会における活動
日本政治学会、日本国際政治学会、日本史研究会、日本思想史学会
川口市民大学講座「戦争と魂」(『日本人の生と死を考える―死生観からみる日本文化』2007年6月30日)
埼玉学園大学&With Youさいたま公開講座「女性解放へのチャレンジャー 山川菊栄」(『近代を拓いた女たち』2010年11月6日)
埼玉学園大学、川口短期大学&With Youさいたま公開講座「新島八重〜“女だてら”を貫いた不屈の精神」(『社会を拓く女性力』2012年10月20日)
埼玉学園大学公開講座「西郷隆盛は西南戦争の首領か―近代日本に見る人物たちの実像」(『日本史・日本文化の新しい常識』2016年12月3日)
メッセージ 「歴史は役に立つの?」なんて言う人もいます。でも、私たちが生きている「今」は、すべて歴史の積み重ねの上に存在します。歴史を学ぶことで「今」を理解し、将来の人生を豊かに送るための知恵を身につけましょう。

伊藤 栄晃 教授

ITO, Hideaki
所属学部・職位・役職 人間学部 人間文化学科 教授
経歴 【最終学歴】
東北大学大学院経済学研究科博士後期課程単位修得満期退学

【主な職歴】
東北大学経済学部助手
関東学園大学経済学部専任講師、同助教授、同大学大学院経済学研究科教授兼経済学部教授

担当授業科目 西洋史学入門、西洋史概説、西洋史資料講読、地域文化論Ⅲ(ヨーロッパ)、西洋史特論(近現代)、専門演習
研究・専攻分野 近代英国社会史・経済史
研究テーマ・概要 イングランド農業史、近代英国財政史、カリブ海奴隷制史
主な著書・論文 【主な著書】
『近代英国社会史序説――歴史叙述の作法における19世紀と20世紀――』(大学教育出版、2008年)。

【主な論文】
「西インド諸島の奴隷人口に対するハリケーンの影響」、井上孝・和田光平編著『自然災害と人口』(原書房 人口学ライブラリーvol. 20, 2021年8月)pp. 51-73頁。
「奴隷貿易・奴隷制廃止の政治経済学――マルサスと西インド奴隷人口問題――」(柳田芳伸・姫野純一編著『知的源泉としてのマルサス人口論――ヴィクトリア朝社会思想史の一断面――』昭和堂、2019年)118-143頁。
「盛期ジャマイカ砂糖農園における奴隷の出生と死亡――『グッドホープのジョン』所有の6農園の事例――」(『社会経済史学』第80巻第1号、73−89頁)。

所属する学会及び
社会における活動
ESSHC(European Social Science History Conference:欧州社会科学・歴史学会議), Agricultural History Society(アメリカ農業史学会)、社会経済史学会、日本西洋史学会、日本人口学会、比較家族史学会

日本学術振興会科学研究費(基盤研究(c)一般)研究課題:「西インド奴隷の人口問題と人口政策」期間:令和2年度~令和4年度
・独立行政法人日本学術振興会 卓越研究員候補者選考委員会書面審査員(平成31年7月1日~令和3年6月30日)
・公益財団法人日本高等教育評価機構 大学機関別認証評価評価員(令和3年4月1日~)

メッセージ 時代を前に進めるのはいつでも若者たちです。しかし前進できるエネルギーは、いつでも読書の習慣とよい趣味から生まれます。世界は広い。皆さんに期待します。

ページの先頭へ戻る

牛田 あや美 教授

USHIDA, Ayami
所属学部・職位・役職 人間学部 人間文化学科 教授
経歴 【最終学歴】
日本大学芸術学部芸術学研究科映像専攻博士前期課程修了
芸術学博士

【主な職歴】
京都造形芸術大学専任講師、
京都芸術大学准教授、
同志社女子大学表象文化学部非常勤講師
日本大学芸術学部非常勤講師

担当授業科目 映像文化論 メディア教育論 アニメ・ゲーム文化論 社会学Ⅰ
研究・専攻分野 映像学、メディア分野
研究テーマ・概要 戦前におけるメディア文化
主な著書・論文 【著書】
(単著)『ATG映画+新宿‐都市空間のなかの映画たち‐』(D文学研究会、2007年)
(共著)『横溝正史研究2-特集・ビジュアライズ横溝正史ミステリー 第2号』(戎光祥出版、2010年)
(共著)『メディア文化論』(ナカニシヤ出版、2013年)
(共著)『メディア活用能力とコミュニケーション』(大学図書出版、2016年)

【論文】
「ドストエフスキー文学の翻訳とメディア化」(『江古田文学107号』2021年)
「日本で出版された北宏二/金龍煥の作品調査」(『京都芸術大学紀要2020』2021年)

所属する学会及び
社会における活動
日本映像学会、日本映画学会
International Symposium on the 20th anniversary of the death of Kim Yong-hwan, master of Korean contemporary comics
(『Kim Yonghwan in Japan』2018年10月15日)
京都芸術大学文明哲学研究所 芸術研究の世界
(『謎のマンガ家-戦中の人気挿絵家・北宏二と韓国マンガの父・金龍煥-』2021年10月6日
COWEKO21 Autumn International Conference
韓国漫画Webtoon学会
(『Cochubu as a Self-Portrait』2021年10月15日)
メッセージ かつては「娯楽」といわれていたものも現在では学問となっています。資料を研究することにより、いままでとは全く異なった世界が拡がっているかもしれません。
メディアリテラシーを身につけることにより、娯楽のなかに潜む不気味なものを発見し、みなで共有していきましょう。

ページの先頭へ戻る

熊田 和典 教授

KUMADA, Kazunori
所属学部・職位・役職 人間学部 人間文化学科 教授
経歴 【最終学歴】
上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程(単位取得満期退学)
修士(文学)

【主な職歴】
東京理科大学理工学部兼任講師
明治大学農学部兼任講師
埼玉学園大学人間学部人間文化学科専任講師
埼玉学園大学人間学部人間文化学科准教授
オックスフォード大学英語学部にてassociate memberとして研究(2008.5〜2008.9)

担当授業科目 英語史、英語音声学、英語Ⅰ、英語Ⅱ、教養演習、基礎演習、専門演習、卒業論文
研究・専攻分野 英語学、英語史、言語学、言語学史
研究テーマ・概要 17世紀の音声の分類と記述・17世紀より主に英国にて科学的分析に基づいて行われた音声の分類と記述、その音声学史へ貢献の考察
主な著書・論文 「17世紀の音声学者による鼻子音の分類と記述」『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』12(2012年), 29-42.
「17世紀の音声学者による[ç]と[x]の分類と記述」『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』15 (2015年), 29-42.
「17世紀の音声学者の[θ]と[ð]の分類と記述」『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』16 (2016年), 29-42.
所属する学会及び
社会における活動
イギリス国学協会、サウンディングズ英語英文学会、日本英文学会
日本中世英語英文学会
メッセージ 言語は、単なるコミュニケーションの手段だけではなく、その言語を話す人々の精神、思想を反映しています。英語を歴史的に考察すると同時に、その背後にあるアングロ・サクソン人の精神世界を垣間見てみませんか。

柴田 勝二 教授

SHIBATA, Shoji
所属学部・職位・役職 人間学部 人間文化学科 教授
経歴 【最終学歴】
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学

【主な職歴】
山口大学人文学部講師・助教授、東京外国語大学外国語学部助教授・教授、東京外国語大学大学院国際日本学研究院教授、梅光学院大学文学部特任教授

担当授業科目 日本文学入門、日本文学史概論、日本文学特論近代、日本文学講読近代、専門演習、教養演習
研究・専攻分野 日本近現代文学、演劇
研究テーマ・概要 ・夏目漱石・谷崎潤一郎・三島由紀夫・大江健三郎らの文学を、作家の個性と時代社会の文脈が交差する地点から捉える。
・能・歌舞伎から現代演劇に至る日本演劇の特質を比較文化的な視座によって捉える。
主な著書・論文 【著書】(単著)
『谷崎潤一郎 美と生命の間』(勉誠出版、2021年)
『私小説のたくらみ――自己を語る機構と物語の普遍性』(勉誠出版、2017年)
『夏目漱石 「われ」の行方』(世界思想社、2013年)
『三島由紀夫 作品に隠された自決への道』(祥伝社新書、2012年)
『村上春樹と夏目漱石――二人の「国民作家」が描いた〈日本〉』(祥伝社新書、2011年)
『中上健次と村上春樹――〈脱60年代〉的世界のゆくえ』(東京外国語大学出版会、2010年)など

【論文】(最近のもののみ)
「回帰する〈終わり〉――『弱法師』における戦争と戦後」(『埼玉学園大学紀要』人間学部篇22号、2022年12月)
「生き延びた者の行方――『朱雀家の滅亡』『十日の菊』と日米関係」(『敍説』Ⅲ―20、2022年9月)
「多重化する「お芝居」――『鹿鳴館』における演技と真実」(『敍説』Ⅲ―19、2021年8月)
「病と戦争の時空――『細雪』」(『三田文学』2020年冬季号)など
「老いに抗う性――『鍵』『瘋癲老人日記』と生命への希求」(『東京外国語大学論集』100号、2020年7月)
「溶け合う<大阪>と<京都>――『蘆刈』と谷崎潤一郎の日本文化論」(『国際日本研究』プレ創刊号、2020年3月)
「<手ざわり>のなかの関係――谷崎潤一郎の<盲目>の世界」(『総合文化研究』23号、2020年3月)

所属する学会及び
社会における活動
日本近代文学会、日本比較文学会、日本文藝家協会
NPO法人漱石山房連続講座講師(2014~2019年)
早稲田大学エクステンションセンター市民講座講師(2015年~)
『読売新聞(デジタル版)』「深読み」に「カズオ・イシグロと村上春樹」を寄稿(2019年10月)
『西日本新聞』に「「西」への眼差し――谷崎と漱石」を寄稿(2021年11月)など
メッセージ 文学・演劇作品について考えることは、作者としての作家の個性を探究するとともに、彼らが生きた時代社会の姿を捉えることにもなります。作品の読みを掘り下げていくことで、一つの時代社会を生き抜いた作家の姿が浮かび上がってくるのはスリリングな経験です。この経験を学生と共有していきたいと思っています。
 

 

西山 智則 教授

NISHIYAMA, Tomonori
所属学部・職位・役職 人間学部 人間文化学科 教授
経歴 【最終学歴】
関西学院大学文学研究科博士課程満期退学
文学修士

【主な職歴】
関西学院大学非常勤講師
聖和大学非常勤講師
埼玉学園大学

担当授業科目 英語圏文学特論 英語圏文化概論
研究・専攻分野 アメリカ小説 映画論
研究テーマ・概要 映画や文学における恐怖について
主な著書・論文 【著書】
(単著)『恐怖の君臨――疫病・テロ・畸形のアメリカ映画』(森話社、2013年)
『恐怖の表象――映画/文学における<竜殺し>の文化史』(彩流社、2016年)
『エドガー・アラン・ポーとテロリズム――恐怖の文学の系譜』(彩流社、2017年)
『ゾンビの帝国――アナトミー・オブ・ザ・デッド』(小鳥遊書房、2019年)
(共著)「色彩の悪夢――エドガー・アラン・ポーと疫病ゴシック」『幻想と怪奇5 アメリカンゴシック E・A・ポーをめぐる二百年』(新紀元社、2021年)
「H・P・ラヴクラフトの退化論の進化論――人種という疫病の恐怖」『幻想と怪奇7 ウィアード・テールズ 恐怖と冒険の王国』(新紀元社、2021年)

【論文】
「ラフカディオ・ハーンとゾンビ―― 小泉八雲の多文化的妖怪たち」(『立教大学アメリカン・スタディーズ』、2019)など

所属する学会及び
社会における活動
日本アメリカ学会、日本ポー学会、 日本アメリカ文学会、日本英文学会
メッセージ 新型ウイルスが猛威をふるっています。映画で感染はどう描かれるのでしょうか。たとえば、ゾンビ映画において、最初のゾンビは感染する恐怖ではなく、奴隷制の恐怖の象徴でした。映画を通して隠された歴史や文化を考えてゆきましょう。

高山 林太郎 准教授

TAKAYAMA, Rintaro
所属学部・職位・役職 人間学部 人間文化学科 准教授
経歴 【最終学歴】
2018年2月 博士(文学)(東京大学大学院)
2017年9月 東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻言語基礎コース言語学専門分野博士後期課程単位取得退学

【主な職歴】
2023年4月 埼玉学園大学 准教授(日本語学)
2021年4月 埼玉学園大学 講師(日本語学)
2020年4月 大東文化大学 非常勤講師(日本語学)
2019年4月 埼玉学園大学 非常勤講師(日本語学)
2017年4月 武蔵野大学大学院 非常勤講師(音声学、音響学)
2015年4月 帝京平成大学 非常勤講師(言語学、音声学)

担当授業科目 教養演習I・II、基礎演習、専門演習、卒業論文又は卒業研究、日本語の運用、文章作成法、日本語の文法、日本語学(概論)、日本語学(各論)、日本語・日本事情I・II・III・IV
研究・専攻分野 日本語学(方言・文献)、音声学・音韻論・音響学、記号論
研究テーマ・概要 ・日本語諸方言の音声、音韻、音響、アクセント、イントネーションの共時的な記述研究
・日本語諸方言の音韻・アクセントの比較による歴史研究
・音声学に立脚した語用論的意味論、分かり易さ、信頼性、記号論、構造主義、共時態、通時論、音韻生存、記号生存の研究
主な著書・論文 【著書】
『タッスイのッとは何か』(高知:リーブル出版、2018年)

【論文】
「認知集合論における記号生存―個体愛の受肉―」(『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』22号、2022年)
「高知市方言一・二・三拍名詞アクセント資料」(『東京大学言語学論集電子版』44号、2022年)
「記号論から認知集合論へ―記号としての現実―」(『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』21号、2021年)
「記号生存と認知集合論―古い記号が残る理由―」(『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』20号、2020年)
「高知県伊豆田神社付近の方言のアクセント」(『音声研究』22巻3号、2018年)
「系列別語彙に基づく沖永良部島国頭方言のアクセント調査」(『東京大学言語学論集電子版』40号、2018年)
「日本列島のふるえ音と吸着音と膨れっ面」(『東京大学言語学論集』40号、2018年)
「東京・岡山市・高知市方言の並列・とりたて詞と句頭の上昇」(『音声研究』22巻1号、2018年)
「多型の日本語諸方言の複合動詞の有標アクセント」(『東京大学言語学論集電子版』38号、2017年)
「語用論的意味の持つ多様な分かり易さ」(『東京大学言語学論集』38号、2017年)
「八丈方言の非短母音の比較」(『東京大学言語学論集電子版』35号、2014年)
「日本語諸方言の四モーラ畳語を比較する試み」(『東京大学言語学論集』34号、2013年)
「伝承童謡ニラメッコの表現と歴史」(『国際児童文学館紀要』25号、2012年)

所属する学会及び
社会における活動
日本語学会、日本音声学会
メッセージ 「専門演習、卒業論文又は卒業研究」(3, 4年次ゼミ)では卒業論文に向けたゼミを開講します(「基礎演習」(2年次ゼミ)でもやることは同様です)。私の専門は音声言語ですが(「日本語学(概論)、日本語学(各論)」で教えます)、音声言語で卒業論文を書くのは中々大変なので、文字言語に対象を定め、ゼミのテーマは文体とします。ゼミでは文体の基礎知識について講義しつつ、現行の新聞や漫画の文体の計量的分析をエクセルを使って実施してもらいます。文法、語種、語彙などが分析の対象になります。新聞と漫画の文体を対照したり、その新聞や漫画独自の文体を指摘したりすることが卒業論文の目標になります。

穴井 潤 専任講師

ANAI, Jun
所属学部・職位・役職 人間学部 人間文化学科 講師
経歴 【最終学歴】
早稲田大学文学研究科人文科学専攻日本語日本文学コース博士後期課程修了
文学(博士)

【主な職歴】
日本学術振興会特別研究員(DC2)

担当授業科目 日本文学史概論(古典)、日本文学入門、日本文学特論(古典)、日本文学講読(古典)Ⅰ・Ⅱ、日本文化概論Ⅱ、教養演習Ⅰ・Ⅱ、基礎演習、専門演習
研究・専攻分野 和歌文学(特に私家集、平安後期和歌)、中世文学
研究テーマ・概要 形態・構成・時代状況等から編纂意識を探る、私家集(個人歌集)の研究
私家集研究における通史的な方法論の構築
平安後期和歌における個々の作品の位置づけの再検討
主な著書・論文 【論文】
「別本『忠盛集』と平経盛―私家集形態の時代性と忠盛敬仰の意識―」(早稲田大学大学院文学研究科紀要、66、151-168、2021)
「御子左家私家集の系譜」(日本文学研究ジャーナル、16、7-20、2020)
「『残集』の世界―僧形と徳大寺家と―」(西行学、10、87-103、2019)
「『故刑部卿詠』考―平忠盛家集の編纂意識をめぐって―」(和歌文学研究、118、47-61、2019)
「早稲田大学図書館所蔵『草庵和歌集』伝本の紹介―新収資料十市遠忠筆本を中心に―」(早稲田大学図書館紀要、66、52-67、2019)  など
所属する学会及び
社会における活動
和歌文学会、中世文学会、西行学会、早稲田大学国文学会
メッセージ 和歌は千年以上作られ続けた、日本古典文学の根幹といえる文学ジャンルです。「古典」というとなんだか近づきにくい感じがあるかもしれませんが、遠ざけるのはもったいない。古典文学には私たちが共感できるところが多くあるのです。
和歌には二つの顔があります。一つ目は、いわゆる「文学」的な、洗練された工芸品のような文芸的側面。二つ目は、人々が気持ちを伝え合う、今でいうSNSに近いコミュニケーションツールのような文化的側面。どちらも和歌というジャンルが持つ一面であり、詩的表現を楽しむことも、当時の生活の中での心の動きを知ることもできるのが、和歌の魅力です。
他にも古典文学には色々なジャンルがありますが、和歌の読み方を知っていれば、そうした作品をより一層楽しめること受け合いです。一緒に古典を学び、文学を読む楽しさを感じましょう。

井上 正望 専任講師

INOUE, Masami
所属学部・職位・役職 人間学部 人間文化学科 講師
経歴 【最終学歴】
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学
博士(文学)

【主な職歴】
国立歴史民俗博物館研究部科研費支援研究員
早稲田大学文学部非常勤講師、同大学文化構想学部非常勤講師
昭和女子大学人間文化学部非常勤講師
成城大学文芸学部非常勤講師

担当授業科目 日本史学入門、日本史特論(近世以前)、日本史資料講読(古代・中世)、古文書学
研究・専攻分野 日本古代史
研究テーマ・概要 古代・中世移行期における天皇の変質
主な著書・論文 【著書】
『日本古代天皇の変質―中世的天皇の変遷過程―』(塙書房、2022)

【論文】
「九世紀弾正台の京内巡察体制―検非違使成立後の弾正台の体制強化―」(『日本歴史』798、2014)
「京内の道路・橋・溝〈堀〉」(佐々木虔一ほか編『日本古代の輸送と道路』八木書店、2019)

所属する学会及び
社会における活動
歴史学研究会、日本史研究会、史学会、大阪歴史学会
メッセージ  現代社会において、私たちの周りには情報が溢れています。そのような社会の中で生活していくうえで、適切な情報と不適切な情報とを、うまく取捨選択することが必要です。歴史学は史料という情報源を扱う学問ですが、史料の中には誤りや虚偽などの不適切な情報が含まれることも多々あります。このような史料の扱い方を学ぶことを通して、情報の取捨選択の方法を学んでいきましょう。

伊藤 慎悟 専任講師

ITO, Shingo
所属学部・職位・役職 人間学部 人間文化学科 講師
経歴 【最終学歴】
上智大学大学院総合人間科学研究科心理学専攻単位取得退学
博士(心理学)

【主な職歴】
上智大学総合人間科学部心理学科 特別研究員、同大多文化共生社会研究所 プロジェクト特別研究員
法政大学キャリアデザイン学部 非常勤講師
東海大学ティーチングクオリフィケーションセンター 非常勤講師
駒澤大学総合教育研究部教職課程部門 非常勤講師

担当授業科目 人間心理概論、教育心理学、発達心理学、人間心理調査法、教養演習I・II、基礎演習、専門演習
研究・専攻分野 教育心理学、教育方法学
研究テーマ・概要 ・総合的な学習の時間についてのカリキュラム研究
・単元内自由進度学習における学習環境整備
主な著書・論文 【著書】
分担執筆 『コミュニティ心理学シリーズ第1巻 心の健康教育』金子書房

【論文】
共著「かけ算九九を自発的に学ぶための環境整備」(個性化教育研究, 14, 2023)
共著「短期間の集団宿泊活動が児童の個人的能力および学級内人間関係に及ぼす影響」(学校メンタルヘルス, 25, 89-97, 2022)
共著「障害者イメージ尺度の作成」(上智大学心理学年報, 46, 89-100, 2022)

所属する学会及び
社会における活動
日本教育心理学会、個性化教育学会、日本教育工学会、日本心理学会、日本生活科・総合的学習教育学会、日本コミュニティ心理学会、日本学校メンタルヘルス学会
メッセージ 学問を学ぶということは、その学問の世界の見方を身に着けるという事です。心理学では、人や動物が、周りの物事や環境をどのように認識し、それらと関わり、上手にやっていくのかについて学びます。学びを通して、みなさんの世界の見方がより豊かに、より自分らしくなることを願っています。

岡田 正樹 専任講師

OKADA, Masaki
所属学部・職位・役職 人間学部・講師
経歴 【最終学歴】
大阪市立大学大学院文学研究科アジア都市文化学専攻
後期博士課程修了
博士(文学)

【主な職歴】
大阪市立大学 都市文化研究センター 研究員
京都精華大学 ポピュラーカルチャー学部 非常勤講師
京都市立芸術大学 芸術資源研究センター 音と身体の記譜研究 共同研究員 など

担当授業科目 ポップカルチャー論、メディア文化論、ポピュラー音楽論、教養演習I・II、基礎演習、専門演習、卒業論文又は卒業研究、社会学II
研究・専攻分野 音楽研究、メディア文化論、都市文化論
研究テーマ・概要 都市の音楽文化(特に楽器店の持つ諸機能)の研究
ポピュラー音楽と記譜法の関係史
インターネットを基盤とした音楽実践の歴史
主な著書・論文 【著書】
(翻訳)デイヴィッド・ブラウン『ソニック・ユース』(水声社、2019年)

【論文】
(単著)「メディア・ハブとしての楽器店」『音楽表現学』Vol.20 pp.93-102.(2022)
(単著)「楽器小売店の文化的意味―神田・カワセ楽器を例として―」『埼玉学園大学紀要:人間学部篇』21号(2021年)
(単著)「インターネット博覧会を再考する ―博覧会とインパク、ネット文化とインパク―」『観光学研究論集』17号 pp.13-22.(2019年)
(単著)「インパクトなきインパクの音楽実践から考える : インターネットの音楽と賑わい」『ポピュラー音楽研究』17号 pp.3-16.(2014年)
(単著)「ウェブの文化実践と都市性 ― 動画サイトを例として―」『都市文化研究』15号 pp.2-12.(2013年) など

所属する学会及び
社会における活動
日本音楽学会、日本ポピュラー音楽学会、日本音楽表現学会、コンテンツ文化史学会

夢ナビライブ 2022 WEB in Summer「ミュージックビデオから考える『メディアとは何だ?』」オンライン開催(2022年)
埼玉学園大学公開講座「ポップカルチャーに見る「翔/飛んで(る)埼玉」」オンデマンド動画配信(2022年)
(コメント)「忘れられた「インパク」 負の教訓」『読売新聞』2021年6月9日朝刊
(寄稿)「忘れられた国家事業「インパク」――IT革命と国威発揚の夢」『中央公論』2021年6月号

メッセージ 人間は何らかのメディアを介することで、他の人や環境と接しています。つまりメディアについて考えることは、私たちが世界をどう経験しているのかを考えることでもあります。 近年、スマートフォンやタッチパネルの普及、アニメ的な表現の拡大、サブスクリプションサービスの浸透、そしてオンライン会議・授業の急速な一般化など、メディアのあり方が大きく変化し、揺らいでいます。揺らいでいるということは、メディアについて改めて考え、新しい文化の可能性を探っていくチャンスでもあります。 大学は、自分の興味・関心をじっくり追求するとともに、「あなたへのおすすめコンテンツ」には出てこないような未知の世界に接することもできる場所だと思います。身近な世界とまだ知らない世界を行き来しながら、あれこれと思考をめぐらせてみましょう。

船越 さやか 専任講師

FUNAKOSHI, Sayaka
所属学部・職位・役職 人間学部 人間文化学科 講師
経歴 【最終学歴】メリーランド大学 博士課程 言語学科
Ph.D. (Linguistics)

【主な職歴】
国立国語研究所 理論・構造研究系 非常勤研究院
杉野服飾大学服飾学部 非常勤講師
明治学院大学文学部英文学科 非常勤講師
青山学院大学国際政治学部 非常勤講師

担当授業科目 英語学(概論)、英語学(各論)、英語I、英語II、英語(見て聴く英語)、専門演習
研究・専攻分野 理論言語学(特に統語論)
研究テーマ・概要 バンツー諸語におけるwh一致現象について
弱交差現象の言語間差異について
日本語のかき混ぜ構文と意味解釈について
形式素性の移動について
主な著書・論文 【著書】
共著『英文法大辞典』シリーズ第2巻『補部となる節、付加部となる節』 (開拓社、2018年)

【論文】
単著 「Two types of accusative subjects in Japanese」『Japanese Korean Linguistics 23』 (2016)
単著 「Locality/anti-locality and weak crossover effects」 『NELS 44』149–162 (2014)
単著 「(Anti-)locality and A-scrambling in Japanese」 『University of Pennsylvania Working Papers in Linguistics 20-1』 131–140 (2014)
単著 「Toward a uniform analysis for A/A′-distinction in binding effects」『Proceedings of the 15th Seoul Inter-national Conference on Generative Grammar』111-131 (2013)

所属する学会及び
社会における活動
 
メッセージ 幼少期に気づいたら話せるようになり、それ以来毎日使っている言葉。そんな、私たち人間にとってとても身近な言葉を科学的に研究するのが言語学です。これまで言葉を使っていろいろなことを考えてきたみなさんでも、言葉そのものについてじっくりと考えたことはほとんどないのではないでしょうか?言語学を通して、言葉の不思議さや面白さを一緒に味わっていきましょう!

松嶋 哲哉 専任講師

MATSUSHIMA, Tetsuya
所属学部・職位・役職 人間学部 人間文化学科 講師
経歴 【最終学歴】
日本大学大学院 文学研究科 教育学専攻 博士後期課程単位取得満期退学
修士(教育学)

【主な職歴】
時事通信出版局教育事業部非常勤講師
高崎商科大学 非常勤講師
文化学園大学 非常勤講師
共栄大学 非常勤講師
日本大学経済学部 非常勤講師
日本大学通信教育部 非常勤講師
獨協大学 非常勤講師

担当授業科目 教育原理、教職概論、教育社会学、生徒・進路指導論、教育実習指導、教職実践演習、教職基礎演習、専門演習
研究・専攻分野 教育学 教育史
研究テーマ・概要 (旧制)中学校における職業教育の歴史
戦後日本における教育労働運動の歴史
主な著書・論文 【著書】
・(分担執筆)『未来を作る教職教養指針8 道徳教育』(学文社、2023)。
・(共著)『歴史としての日教組』(名古屋大学出版会、2020)。
・(分担執筆)『教職のための学校と教育の思想と歴史』(三恵社、2018)

【論文】
・(単著)「教科書と副教材の関係性をめぐる<過去>からの検討―1924年長野県における副教材「取締」と副教材を使った修身教授方法の議論から―」『教育学雑誌』第54号、2017年。
・(単著)「中学校実業科からみる中学校観の変質―中学校第一種課程の導入過程・統計・事例から」『中等教育史研究』第22号、2015年。
・(単著)「道徳教育を「教科書で教える」―徳教育教科書への抵抗―」『教育学雑誌』第50号、2014年。

所属する学会及び
社会における活動
日本教育学会、教育史学会、日本教育史研究会、中等教育史研究会
メッセージ 大学で学ぶ際には「学而不思則罔。思而不学則殆。(学びて思はざれば則ち罔(くら)し。思ひて学ばざれば則ち殆(あや)ふし)」(『論語』)という言葉を肝に銘じてください。大学での学びは、単に知識を得るのではなく、その知識でもって社会(世界)について考えることです。

c 2016-2023 Saitama Gakuen University. All rights reserved.