教育方針(ポリシー)

Ⅰ.卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

経済経営学科では、「自立と共生」という本学の教育理念のもとに、幅広い教養と経済経営に関する専門的な知識・技能を身につけ、社会で自立して活躍できる人材の養成を目的とします。

現下の日本経済では、長期的な低成長を余儀なくされるなか、少子高齢化の進展、地域経済の疲弊、所得や資産の格差拡大、財政赤字の拡大といった構造的問題が深刻化しています。また、世界的にみると、気候変動問題の深刻化に伴い脱炭素の流れが加速化するとともに、GAFAMに代表される情報通信革命のプラットフォームを独占する巨大企業が出現し、さらにAI、IoT、フィンテックなどのイノベーションの進展によるデジタルトランスフォーメーション(DX)の展開により、知識基盤社会に向けて社会の構造や価値観が大きく転換しつつあります。

このように変化の激しい内外経済社会情勢や厳しさを増す経営環境に適切に対応するため、本学科では中核をなす「経済学」、「経営学」、「会計学」の各分野に、「スポーツ・健康ビジネス」、「観光ビジネス」そして「データサイエンス」の各分野を加えることによって、経済経営に関する幅広い専門知識や技能を修得するとともに、たゆまず学び続ける自己研鑽力、豊かな人間性を兼ね備えた問題解決能力を有する人材の養成に努めています。

本学科の学位は、4年以上在学し、所定の科目を履修して合計124単位以上を修得することにより学士(経済経営学)が授与されます。全学共通科目(外国語など必修科目を含む)から36単位以上、学科専門科目から68単位以上(必修科目を含む)、その他、全学共通科目、自由選択科目などから必要単位を修得する必要があります。

本学科の学位授与の要件は、次の4項目です。

① リベラルアーツの修得:豊かな人間性を備えた企業人・社会人になるために、幅広いリベラルアーツとしての一般教養を身につけ、他者と共生し、共存・共創する能力を修得していること。

② 論理的思考力の修得:経済のグローバル化と知識基盤社会における地域経済の活性化に対応するため、経済、経営、会計、スポーツ・健康、観光ビジネス、データサイエンスの各分野の専門知識・技能を修得し、かつ自己で考え、判断し、論理的に表現できる能力を身につけていること。

③ 専門知識の修得:経済、経営、会計といった伝統的分野では、各分野の基礎理論と現実の事象をともに学修し、また両者を対比させることによって有意義な知見を吸収し、社会で自立して活躍していくことが可能となる専門知識を修得していること。

④ 実践力の習得:スポーツ・健康、観光ビジネス、データサイエンスといった本学科を特徴づける分野では、それぞれの分野の意義、本質および課題を正しく理解するとともに、社会において実践、応用できる専門的な知識や技能を習得していること。

Ⅱ.教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

経済経営学科は、日本国内における少子高齢化の趨勢そして世界のメガトレンドともいえる気候変動問題への対応、情報通信技術(ICT)の発展といった大きな時代の変革期において、専門的な知識や技能を修得することによって、社会で自立して活躍できる有為な人材を養成していくことを目的にカリキュラムを編成しています。

本学科の教育課程は、全学共通科目、学科専門科目及び自由選択科目によって構成されています。

全学共通科目は、日本および海外の文学、史学、哲学などの人文科学、数学、環境学などの自然科学、経済学入門、社会学、政治学、法学などの社会科学分野と外国語科目分野で構成され、他学部の科目から自由に選択できる自由選択科目とともに、豊かな教養に裏付けられた優れた人間性を備えた社会人になるための幅広い知識や見識を身につけることによって、社会において多様な立場の人々への理解を示し対話を繰り返すことによって、新しい価値を共に創り上げていくことができる能力を育てることを目指しています。

また、学科専門科目は、経済科目群、経営科目群、会計科目群、スポーツ・健康科目群、観光ビジネス科目群、データサイエンス科目群そして共通科目群により構成されています。それぞれの科目群においては、各分野の専門的な知識や技能を修得することを目的に多様な科目が設けられています。

① 6科目群による編成:経済、経営、会計、スポーツ・健康、観光ビジネス、データサイエンスの各専門科目群における基本的な科目を1年次に広く学修し、2年次以降には各専門分野のなかから、それぞれの学生の興味や関心、適性、進路にそった各論科目を学び、各自に合った専門分野の高度な専門知識や技能を修得できるように科目を配置する。

② 演習による一貫教育:それぞれの学生が持っている個性や適性を早いうちに見極め、それぞれの興味、適性、希望進路を尊重して2年次以降の専門分野の学問研究を深堀できるよう、1教員につき5~10名程度の少人数の「演習」クラスを1年次から4年次まで継続して実施する。演習クラスでは、学生1人ひとりの人間性や個性を尊重しつつ、各自が問題を設定し、その解決方法を模索し、そのプロセスを論理的に表現し、ほかの学生とのディスカッションを通じて、さまざまな立場の多様な意見や考え方に接し、許容できるものは積極的に許容することによって、新しい価値を一緒に創り上げていくプロセスを学ぶ。

③ 卒業論文等のプレゼンテーション:4年間の学修の集大成として、演習指導の教員の下で「卒業論文又は卒業研究」を作成し、「卒業論文合同発表会」でプレゼンテーションを実施する。

④ 資格取得、勉学および就職の支援:本学では、昼間の正課授業科目とは別に、夜間に各種の課外講座を設けて学生の資格取得を奨励、支援している。その企画、運営を担当する「エクステンションセンター」に加え、学生の勉学支援のための「情報メディアセンター」(図書館)、就職活動支援のための「キャリアセンター」を学内に設置している。これらのセンターでは、それぞれの分野の支援活動を専門スタッフが積極的に行い、専門知識や技能を社会に出てから活かし続けられる人材の育成に努めている。

Ⅲ.入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)

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