学長挨拶
「グローバル世界を生き抜く力、新・日本建設の挑戦力の育成」
― 高い専門教養・技能の修得による自らの可能性に挑戦する教育―

学長 峯岸 進
21 世紀に入り世界は狭くなってきています。航空機、鉄道、自動車等の交通網の発展とその移動コストの安さ、IT(情報技術)革新とネット情報社会の出現が、世界の人々の交流・情報交換を日常化させ、われわれと諸外国の人々との距離・時間・空間の壁を大変低いものにしているからであります。
今や、われわれは、世界で起きている出来事、たとえば環境破壊、経済的貧困などに目をそむけては平和で安定した生活を送ることが難しくなってきています。
地球市民として、世界の国々の人々と問題を共有し、平和的に問題解決を図らなければ、われわれの未来は大変暗いものになってしまいます。
今日ほど若い人に未来を切り拓く強い意志力をもった人材を求めている時がなかったと思います。今や先人が創出した物質的豊かさに満足し、先人が作った道のりを求めて競争することにのみ自らの能力を消耗している時ではないのです。
若者は、こうした既存の社会の価値観のなかでのみ競争していては、新しい安全安心な社会を創造できないことに気づかなければなりません。20 年を越える日本経済の停滞とデフレーション経済、3月11日に起こった東日本大震災、福島第一原子力発電所の事故に直面し、新しい東北の復興と建設、さらには、少子高齢社会での想像性豊かな人間性をベースとした新しい日本を創造してゆかなければならない難事業を解決し、新・日本を建設してゆかなければなりません。
今求められている人材養成は、先人の学問に耳を傾けつつ、現実をしっかりと自分の五感で体感し、問題を捉え、それを表現・議論する中で新しい問題解決策を見いだしていく強い意志力を持ち続けることであると考えています。本学の教育理念である「自立と共生」は、時代の中でこうした強い意志力を持って挑戦する自立した精神を育てることであり、人間性あふれた自然をも含めた他者への慈しみのある共生の実践であります。
本学は、こうした世界の時代の変化を自らで分析・発見し、生き抜く力を養う実践教育のための教育・研究施設や設備などハードの側面と専門分野の優秀な研究者、教育の目標・方法・評価システム、資格取得支援のためのエクステンションセンター、教員・保育士養成支援センターなどソフトの側面の教育環境を十分に整えている大学です。
具体的には、「少人数教育」をベースに、学生の多様な志向に対して「一人ひとりの顔の見える教育」を徹底し、学生の生き抜く力・知の発見のための教育支援を実践しています。
ぜひ、本学で学ぶ楽しさ・知るよろこびを体験し、自らの能力・個性を伸ばし、将来の夢に向かって自己の可能性を追求してみてください。本学にはそれぞれの専門分野の教員が、一丸となって皆様の生き抜く力・知の発見を開花させるべくお手伝いいたします。皆様のおいでをお待ちしています。


