心理学科

人の心の仕組みを専門的に理解し適切な心理的援助とは何かを考える。

人の心や行動、人の心のケアについて専門的に学びを深めます。心理学を仕事で役立てたい人はもちろん、カウンセラーなどの専門家を目指す人のための資格取得サポートの体勢も万全です。


心理学科の特色

  1. 人と関わる力(人間関係力)を伸ばす
  2. コミュニケーション力を高める
  3. チームワーク力を身につける
  4. 臨床心理士の合格率は60%(2018年度実績)
    大学院修了後受験することができます。
  5. 教員と学生の距離が近い

将来の進路

●公認心理師(大学院修了後)
●臨床心理士(大学院修了後)他

公認心理師とは

2018年度から国家試験がスタートした新しい心理学専門職です。心理学系の学部を卒業後、大学院修士課程を修了するか、一定期間の実務経験を積むことにより受験資格を取得できます。仕事の内容は臨床心理士と同様にカウンセリングが中心ですが、公認心理師は特にチーム医療の中で力を発揮することが期待されています。

取得できる資格

●産業カウンセラー(受験資格)
●図書館司書
●博物館学芸員
●児童指導員(任用資格)
●児童心理司(任用資格)
●ピアヘルパー(受験資格)他

一般企業から専門職まで、心理学を活かした将来設計

心理学を通して培った知識や論理的な考え方は、幅広く社会で活用することができます。心理学科では自分の目指したい道に適したカリキュラムを自由に組み合わせるコース設定が可能です。ここでは代表的なモデルケースを紹介します。

 

大学院進学
公認心理師モデル (臨床心理士を含む)

公認心理師や臨床心理士などの高度の心理専門職を目指す人のモデルです。公認心理師の受験を考えている人は、指定科目25科目(臨床心理学概論、心理統計法、心理的アセスメント、人体の構造と機能及び疾病、心理演習など)すべての単位を取得しなければなりません。指定科目は講義科目に加えて、3年次に「心理演習」、4年次に「心理実習」という演習科目があります。その後大学院に進学し指定科目を取得して、終了後に国家資格である「公認心理師」の試験を受験することになります。将来、スクールカウンセラー、病院・クリニックで心理専門職で働きたい人は、このコースに進む必要があります。

目指せる進路
国家資格として法制化された公認心理師や、臨床心理士の資格を取得後スクールカウンセラー、病院カウンセラー心理相談員などとして就職。または心理カウンセラーとして開業。
目指せる資格
●公認心理師(大学院修了後)
●臨床心理士(大学院修了後)

ピックアップ

臨床心理学概論

心の悩みや生きづらさ、人とのかかわりに問題を抱えた人に、どのように心理的な援助を行うかを学びます。


教育・福祉・医療モデル

学校教育現場では、いじめ、不登校が深刻な問題になっています。児童・生徒が悩みを相談する場が学校に配属された相談員やスクールカウンセラーです。特別に配慮を要する児童・生徒を教師とともにサポートするのが、特別支援教育支援員です。高齢者の数は年々増加して、老人ホームや介護施設、さらに障害者施設でも彼らのメンタル面をケアする専門職のニーズが増えています。医療現場では、病院・クリニックで、心理検査や発達相談、カウンセリングのニーズも増加しています。こうした教育・福祉・医療の現場で働く人は、学校心理学、障害者心理学、発達心理学、高齢者心理学、児童・青年心理学、精神医学概論などの心理学を学ぶ必要があります。

目指せる進路
●学校・教育相談所
●児童相談所の心理判定員
●家庭裁判所の調査官
●その他これらの関係施設での教育・学習支援福祉・医療業務支援職 など
目指せる資格
●産業カウンセラー(受験資格)
●メンタルヘルス・マネジメント検定
●アロマテラピー検定
●カラーコーディネーター検定

ピックアップ

発達心理学概論

乳児期から老年期までの発達段階を追いながら、各発達段階における心身の発達について学びます。


一般企業モデル

一般企業に就職して、心理学の知識や方法を活用して働くことを目指したモデルです。人と接する営業などでは、相手がどのような気持ちになれば契約してくれるのか、どのような心理状態であれば、購入する意欲がわくのかなどは、まさに心理学のテーマです。またどのようにしたら、職場の人間関係が良くなり、働きやすくなるのかなどは集団心理学のテーマであり、社会心理学の分野です。コミュニケーション心理学や欲求行動心理学、キャリア心理学、組織心理学、人間関係学などのビジネスに関した心理学を学ぶのが、一般企業モデルです。

目指せる進路
百貨店、スーパー、飲食、運輸、観光、銀行などの営業・販売・広報・人事・企画・開発・メンタルヘルス担当職など。
目指せる資格
●産業カウンセラー(受験資格)
●メンタルヘルス・マネジメント検定
●アロマテラピー検定
●カラーコーディネーター検定

ピックアップ

産業心理学(産業・組織心理学)

労働環境におかれた人間の行動を理解するために組織の生産性や労働者の体と心の健康について学びます。

 

 


小山 望

小山 望 博士(社会福祉学)

心理学科長

 

「人」への強い関心が心理学の入口です

心理学は、自分自身もふくむ、あらゆる人の心を対象とした学問です。学んだ知識は、周囲の人の支えになることはもちろん、皆さんのこれからの人生でも必ず役に立ちます。人間や、人間関係に関心がある人はぜひ心理学科にいらしてください。4年間を通して、専門的なスキルやコミュニケーション能力が磨かれます。

埼玉学園大学の心理学科は「公認心理師(国家資格)」養成に対応しています。

2018年度4月より国家資格の公認心理師の養成カリキュラムに対応しています。心理学科は今年から公認心理師の教育カリキュラムをスタートしています。学部と大学院の養成カリキュラムに着実に対応していますので、安心して受験してください。

大学院心理学研究科は、日本臨床心理士資格認定協議会の第1種指定大学院です。

付属施設として臨床心理カウンセリングセンターを併設しています。


ゼミナールの紹介

幅広い場面で役立つ、心理学の研究

心理学は、わたしたちの心の動きやふるまい方などすべてを研究対象として「人とは何か」という問題にせまる学問です。対人関係だけでなく、一人の人間の心の変化などまで、多角的に心や行動を探り、人々の幸せとよりよい社会作りのためにその知識を活かします。

 

心理相談では、さまざまな方のライフストーリーを伺います。人の心の多様なありようを知り、悩みをもつ人が前を向けるようにお手伝いができるのも心理学の魅力の一つです。私のゼミでは心理学研究で求められる論理的な思考、科学的な実験や、統計処理の仕方などを身につけながら、さまざまな心の問題について考えていきます。

私のゼミでは、心理学の基礎を学びながら、相手の気持ちに共感し、必要な支援ができる、社会貢献ができる人間を育てます。人間は社会的動物ですから、人の心や行動を理解し、支えることは人類の幸福につながります。学びを通して人間関係を築く楽しさも知って欲しいです。

私の専門は不登校児童や中途退学予防のための心理学的支援のあり方の研究です。こうした支援を考える際には、人には人の生き方があることを理解し、相手の気持ちを尊重してお話を聞くことが大切です。ゼミでは、この姿勢を身につけ、新しい価値観に出合う経験を積んで欲しいです。

教育の現場はもちろん、人生すべての場面で役立つ心理学の知識は、人が豊かに生きるために欠かせません。ゼミでは、基礎知識から、調べる、表現する、人の意見を聞くなどの力を身につけます。高校生の皆さんには、高校での勉強を大切にし、学ぶ姿勢を持って進学してきて欲しいです。

どんな状況でも、私たちを取り巻く出来事と心理学とにはつながりがあります。心理学はそれほど「人間」の本質に近い学問だからです。このことに気がつくと、心理学の知識は人生にもヒントを与えてくれます。心理学科では、1年次からの段階的な積み重ねで、使える知識を習得します。

4年次の卒業論文は、研究テーマについて自らの力で一定の結論を導き出さなければなりません。大変ですが、考え抜き、物事に全力投球することができる貴重な経験になります。同時に学問に向き合う楽しさも知ることができます。学ぶ楽しさを知り、社会で役立つ人を育てます。

私の専門は健康心理学や臨床心理学です。人の心に寄り添う心理学は、悩みを抱える患者さんの力にもなります。例えば慢性的に体の痛みを抱える患者さんに、前向きに病気と向き合えるよう適切なサポートをするなどが考えられます。少しでも興味のある心理学の問題を入り口にして、問題に一所懸命に向き合う姿勢を身につけてください。

私の専門は、心の問題で悩んでいる人の苦しみを理解し、支援に結びつける研究です。そのためには、どのような場面でどのように心が動くのかを知らないといけません。ゼミでも、自己理解、他者理解の力とともに、客観的に物事を検討する力を養うことを目標にしています。

人は成長段階に応じて常に発達を続けます。さらに人と人とが関わる場面で起こる心の様子は、謎だらけです。私のゼミでは「人の話を聞くことで得られることは?」「ありがとうの気持ちを抱くこと、伝えることの大切さとは?」というテーマを軸に、謎の解明の一端に取り組みます。

演習プログラム

1~4年次まで10名程度の徹底した少人数制による演習(ゼミナール)を、一貫して用意しています。
1年次
基礎演習I

「聞く」「話す」「書く」などの<ことば>を操るための基本的な力を養います。人前で話す、メモをとる、短い文章を書いてみる等の訓練を通して、一人ひとりの学生の中にある、思考力やコミュニケーション能力を掘り起こしていきます。

2年次
基礎演習II

自分の関心に即したゼミを選択します。
資料の探し方やまとめ方、報告の具体的な方法などを学びます。文献を読み解き、問題を堀り下げて考える力を身につけて、3年次以降の専門的な勉学をより豊かに発展させるための知的体力を養います。

3年次
専門演習

より深く学びたい分野を選択します。
それぞれの関心にそった問題を、さらに専門的に追究していきます。自分の力で考え判断し、21世紀を生き抜くための総合力を身につけます。

4年次
卒業論文又は卒業研究

大学生活の総仕上げ。
テーマ決定から執筆までの論文作成のすべての過程を専任教員がきめ細やかに指導します。


先輩インタビュー

心理学科で学ぶ先輩たちからのメッセージ!

先生方が優しく、恵まれた環境で心理学の勉強に打ち込めます

「人の心はどこにあるのか」というような恒久的な問題に取り組みたかったので、心理学科で学んでいます。将来はスクールカウンセラーの道も考えているので、資格取得のサポートが手厚そうだと感じた埼玉学園大学に入学しました。これまでに受けた授業では、特に「発達心理学概論」が印象に残っています。幼稚園の園児の映像を見ながら、子どもたちのそのときの気持ちを想像し、どのように行動に結びついているのかを考える内容です。自分の子どもの頃を思い出して重ねて考察してみたり、子どもたちの感情を読み取ったりと、実践的な内容でした。また、1 年次からゼミがあるので、ゼミの先生からも具体的な心理学のエピソードを聞く機会が多いです。おかげで、日常生活の小さな気づきを大事にしようと思うようになりました。


大学院に進学し、カウンセラーになるための公認心理師、臨床心理士の資格取得に挑戦

大学入学時からカウンセラーを目指していたので、4年間の授業はとても興味深く、ためになるものばかりでした。特に2年次から機会の増えたグループディスカッションを通して、「聞く」のではなく、人の話を自ら「聴く」姿勢の大切さと難しさを知り、日常でも気をつけるようにしていました。また、自分をほめる「ほめるワーク」をすることで、ネガティブになりがちな自分の思考をポジティブに変えることができました。大学院ではこれまで以上に具体的な心理学の学びを究め、納得のいく2年間にしたいと思っています。まずは公認心理師、臨床心理士の資格をとり、将来は、クライアントさんの心にきちんと寄り添えるカウンセラーになりたいです。大学進学を前に悩むこともあると思いますが、1日1日を大切にして、自分のやりたいことを少しずつ明確にしていってください。日々の努力は、必ず自分を成長させてくれます。


自ら学びたいことを探し、必要な知識を身につけることが楽しいです!

高校時代、悩みを抱える友人が多かったため、「自分のためにも周囲のためにも、心のケアに関する知識を身につけて、役に立ちたい」と思い、心理学が学べる学科を選びました。大学で特に記憶に残っているのは、小玉先生の厳しくも優しいご指導を受けた、3、4年次でのゼミです。そのゼミでは日本赤十字社の献血のボランティアに参加させていただきました。献血者数を増やすにはどうしたらよいか、献血現場の実情を踏まえながら、心理学的、社会学的な考察を深める、貴重な経験となりました。また、3年次には学園祭の実行委員長を務めました。準備期間も含め、関係する皆さんの笑顔にふれるうち、人とかかわって笑顔が見られる仕事が向いているな、と自己分析をする機会も得ました。いろいろ考えた末、就職先は小売業を選びました。人とコミュニケーションをとることが好き、という自分の長所を活かしながら、笑顔を生み出す仕事をしていきたいです。入学される皆さんには、大学で、ぜひ自分で学ぶ楽しさを知っていただきたいです。


児童や学生の心理援助ができるよう大学院ならではの学びを深めています

将来は学校で児童や生徒の心理相談や、子どもをもつ親御さんの気持ちに寄り添う仕事がしたいので、心理学の道に進みました。大学での学びは有意義で重要なものでしたが、現場で働くには、もっと専門的な知識が必要だと感じていました。そこで、スクールカウンセラーとしての知識が豊富な先生方が多く、公認心理師と臨床心理士の受験資格も得られる埼玉学園大学の大学院に進学しました。大学院では、実際の心理相談のケースを取り上げて、深く掘り下げて考えることができます。また、地域の方に向けた相談・援助施設である臨床心理カウンセリングセンターが併設されているため、センターのお手伝いを通して、より実践的な援助方法を間近に学ぶことができます。学生一人ひとりに丁寧に指導をしてくださる先生方のおかげで、充実した大学院生活を送ることができています。

 


平成28年度 臨床心理士資格試験 合格のお知らせ

大学院心理学研究科修了生、5名が合格!(合格率71.5%)

平成28年度の臨床心理士資格試験に大学院心理学研究科修了の第1期生が7名受験し、
5名が見事合格しました。

本学の受験者の合格率は、71.5%です。
平成27年度の全国平均の合格率は、61.8%でした。

小林桃子
勤務先 県内民間病院の臨床心理士(常勤)

出身高校 山形県立山形東高等学校
出身大学・学部 青山学院大学教育人間科学部心理学科

大学院一期生ということもあり全て模索しながらの二年間でしたが、先生方の熱いご指導を一身に受け日々充実しておりました。皆さんも先生、先輩、同期、いずれは後輩との繋がりを大切にしながら沢山のことを学んで下さい。

宮戸 悠貴
勤務先 狛江市教育研究所

出身高校 立正大学付属立正高等学校
出身大学・学部 立正大学心理学部

臨床心理士試験の合格は、試験勉強の成果もあるとは思いますが、それ以上に日々の人間関係や臨床実践で得られる感覚と向き合ってきた延長によるものだと思います。これから臨床心理士を目指される方には是非、人とのつながりや自分自身の感覚を大切にしてもらえたらと思います。

菊池沙也加
勤務先 民間会社保健事業部臨床心理士(常勤)

出身高校 福岡県立筑前高等学校
出身大学・学部 法政大学現代福祉学部臨床心理学科

大学院での先生方からのご指導や、院生同士で切磋琢磨したことの全てが学びと成長になりました。臨床心理士資格試験は、自分に合う勉強計画を早目に立てることをお勧めします。資格取得後も心理臨床家として研鑽を重ねていきたいと思います。

川合萌
勤務先 志木市教育サポートセンター

出身高校 淑徳与野高校
出身大学・学部 法政大学現代福祉学部臨床心理学科

この2年間は先生方の熱心で親身なサポート、そして同期や後輩達の暖かさに支えられ、人間として成長することが出来ました。この支えと成長があったからこそ、辛いことも乗り越えて臨床心理士の資格を得ることが出来たと思います。

 


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