教員紹介

 

福島 良一 人間文化学科長

FUKUSHIMA, Yoshikazu
所属学部・職位・役職 人間学部人間文化学科 教授・人間文化学科長
経歴 【最終学歴】
早稲田大学大学院政治学研究科政治学専攻博士後期課程 単位取得満期退学
修士(政治学)早稲田大学

【主な職歴】
琉球大学助教授、早稲田大学、拓殖大学、国士舘大学大学院非常勤講師

担当授業科目 日本史学入門、日本史概説、日本史特論(明治以降)、日本史資料講読(近現代)他
研究・専攻分野 日本近現代史
研究テーマ・概要 近代日本の知識人と戦争
近代日本において展開された戦争の歴史的意味を、相異なる立場にあった知識人たちの言説の分析を通して考察する。
主な著書・論文 【著書】
『罪と罰の文化誌』(服藤早苗・赤阪俊一編)森話社 2009年

『文化としての暴力』(服藤早苗・赤阪俊一編)森話社 2006年

『宇垣一成とその時代-大正・昭和前期の軍部・政党・官僚-』(堀真清編)新評論 1999年

『日本思想の地平と水脈』(河原宏編)ぺりかん社 1998年

【論文】
「日米非戦論者水野広徳の対米態度」,『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』第22号,pp.33-46,2022年12月

「第一次世界大戦期のデモクラシーと軍国主義をめぐる言説」,『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』第16号,pp.27-36,2016年12月

「赤松克麿における政治志向の芽生え」,『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』第12号,pp.41-50,2012年12月

「水野広徳の「国防」認識-軍備縮小との関わりを中心に-」,『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』第7号,pp.17-32,2007年12月

「水野広徳の軍備撤廃論」,『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』第5号,pp45-58,2005年12月

「水野広徳における軍備観の変容-「戦争」回避と「敗戦」回避の狭間で-」,『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』第4号,pp15-28,2004年12月

「米軍用地特別措置法改正と社会民主党」,『琉球大学法文学部 政策科学・国際関係論集』創刊号,pp.35-70,1998年3月

「社会党の政策転換と沖縄県の反応」,『現代沖縄の政治と社会-1996年衆議院選挙前後の政治意識分析を中心に-』(平成7年度・平成8年度文部省特定研究費成果報告書),pp.107-127,1997年3月

「沖縄戦と靖国思想」,『政治経済史学』第359号,pp.1-21,1996年5月

「社会大衆党の結成と労農派」,『琉大法学』第52号,pp.25-51,1994年3月

「本土政治家の沖縄観に関する一考察-大正・昭和戦前期を中心に-」,『琉大法学』第50号,pp.197-214,1993年3月

「労農派と無産政党合同」,『早稲田政治公法研究』第28号,pp.139-174,1991年12月

「ハンガリーにおける複数政党制の再生」,『皇學館論叢』第24巻第1号,pp.1-22,1991年2月

「労農派と選挙協定問題-第一回普通選挙を中心に-」,『早稲田公法研究』第33号,pp.127-156,1991年1月

「赤松克麿における「人類解放」の理念-新人会創設期を中心に-」,『早稲田政治公法研究』第28号,pp.45-70,1989年3月 他

学会活動 日本政治学会、日本国際政治学会、日本史研究会、日本思想史学会
メッセージ 「歴史は役に立つの?」なんて言う人もいます。でも、私たちが生きている「今」は、すべて歴史の積み重ねの上に存在します。歴史を学ぶことで「今」を理解し、将来の人生を豊かに送るための知恵を身につけましょう。

牛田 あや美 教授

USHIDA, Ayami
所属学部・職位・役職 人間学部人間文化学科 教授
経歴 【最終学歴】
日本大学芸術学部芸術学研究科映像専攻博士後期課程 修了
博士(芸術学)日本大学

【受賞】
韓国のウェブトゥーン学会にて発表した
「Cochubu as a Self-Portrait」にて学術賞を受賞(2021年)

【主な職歴】
京都造形芸術大学専任講師
京都芸術大学准教授
同志社女子大学表象文化学部非常勤講師
日本大学芸術学部非常勤講師

担当授業科目 映像文化論、メディア教育論、アニメ・ゲーム文化論、社会学Ⅰ
研究・専攻分野 映像学、メディア分野
研究テーマ・概要 戦前におけるメディア文化
主な著書・論文 【著書】
(共著)『メディア活用能力とコミュニケーション』(大学図書出版,2016年)

(共著)『メディア文化論』(ナカニシヤ出版,2013年)

(共著)『横溝正史研究2-特集・ビジュアライズ横溝正史ミステリー 第2号』(戎光祥出版,2010年)

(単著)『ATG映画+新宿‐都市空間のなかの映画たち‐』(D文学研究会,2007年)

【論文】
「ドストエフスキー文学の翻訳とメディア化」(『江古田文学107号』2021年)

「日本で出版された北宏二/金龍煥の作品調査(査読あり)」(『京都芸術大学紀要2020』2021年)

学会活動 日本映像学会
日本映画学会(監査)
社会貢献活動 International Symposium on the 20th anniversary of the death of Kim Yong-hwan, master of Korean contemporary comics
(『Kim Yonghwan in Japan』2018年10月15日)

京都芸術大学文明哲学研究所 芸術研究の世界
(『謎のマンガ家-戦中の人気挿絵家・北宏二と韓国マンガの父・金龍煥-』2021年10月6日

COWEKO21 Autumn International Conference
韓国漫画Webtoon学会
(『Cochubu as a Self-Portrait』2021年10月15日)

メッセージ かつては「娯楽」といわれていたものも現在では学問となっています。資料を研究することにより、いままでとは全く異なった世界が拡がっているかもしれません。
メディアリテラシーを身につけることにより、娯楽のなかに潜む不気味なものを発見し、みなで共有していきましょう。

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熊田 和典 教授

KUMADA, Kazunori
所属学部・職位・役職 人間学部人間文化学科 教授
経歴 【最終学歴】
上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程 単位取得満期退学
修士(文学)上智大学

【主な職歴】
埼玉学園大学人間学部人間文化学科専任講師、埼玉学園大学人間学部人間文化学科准教授、東京理科大学理工学部兼任講師、明治大学農学部兼任講師、オックスフォード大学英語学部にてassociate memberとして研究(2008年5月〜2008年9月)

担当授業科目 英語史、英語音声学、英語Ⅰ、英語Ⅱ、教養演習、基礎演習、専門演習、卒業論文
研究・専攻分野 英語学、英語史、言語学、言語学史
研究テーマ・概要 17世紀の音声の分類と記述・17世紀から主に英国にて科学的分析に基づいて行われた音声の分類と記述、その音声学史への貢献についての考察
主な著書・論文 【論文】
「John Wilkinsの母音の分類と記述―能動調音器官の形状の観点から―」『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』21 (2021年),41-52.

「17世紀の音声学者の[ʃ], [ʒ], [tʃ], [dʒ]の分類と記述」『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』17 (2017年),51-64.

「17世紀の音声学者の[θ]と[ð]の分類と記述」『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』16 (2016年),29-42.

「17世紀の音声学者による鼻子音の分類と記述」『埼玉学園大学紀要 人間学部篇』12 (2012年),29-42.

“Seventeenth-Century Classification of Consonants” Multiple Perspectives on English Philology and History of Linguistics: Festschrift for Shoichi Watanabe on His 80th Birthday. (Bern: Peter Lang) Linguistic Insights 129, 205-240. 2010.(査読あり)

“17th-Century Phoneticians’ Description of the Voicing Mechanism and the Voiced- Voiceless Distinction” SOUNDINGS(サウンディングズ英語英米文学会発行)32 (2006年),107-129. (査読あり)

「子音の定義における音価と名称の混同―18世紀英文法の記述から」土家典生、下谷和幸、今里智晃 編『フィロロギア 渡部昇一古稀記念論文集』204-217,大修館書店,2001. (査読あり)

「大母音推移におけるME i longと u longの発達経路」SOUNDINGS (サウンディングズ英語英米文学会発行)23 (1997年),189-201. (査読あり)

「John HartのAn OrthographieA Methodeの音韻論上の比較」『上智英語文学研究』20 (1995年),85-94. (査読あり)

学会活動 イギリス国学協会、サウンディングズ英語英文学会、日本英文学会、近代英語協会、日本中世英語英文学会(研究助成委員 2020年4月-2022年3月)、日本言語学会、上智大学英文学会
メッセージ 言語は単なるコミュニケーションの手段だけではなく、その言語を話す人々の精神、思想を反映しています。英語を歴史的に考察すると同時に、その背後にあるアングロ・サクソンの精神世界を垣間見てみませんか。

越野 優子 教授

KOSHINO, Yuko
所属学部・職位・役職 人間学部人間文化学科 教授
経歴 【最終学歴】
大阪大学大学院文学学研究科博士後期課程文化表現論日本文学専攻 修了
博士(文学)大阪大学

【主な職歴】
・大東文化大学文学部日本文学科非常勤講師
・立正大学文学部文学科非常勤講師
・中国・福州大学外国語学部日本語学科特聘副教授・兼職副教授
・韓国・永同大学校外国語学部日本語科・専任講師
・日本学術振興会特別研究員(RPD)

担当授業科目 日本文学入門・日本文学特論(古典)、日本文学購読(古典)Ⅰ・日本文学購読(古典)Ⅱ、日本文学史概論(古典)、教養演習Ⅰ、教養演習Ⅱ、基礎演習・専門演習、日本文化概論Ⅱ
研究・専攻分野 日本古典文学・物語文学・王朝女流文学・日中韓の比較文学
研究テーマ・概要 国冬本を中心とした『源氏物語』の伝本研究/『源氏物語』享受作品(中世)の研究/日中韓の比較文学的研究
主な著書・論文 【著書】
(単著)『国冬本源氏物語論』(武蔵野書院、258頁、2016年)

【論文】
・「『源氏物語』(国冬本)匂宮巻と『雲隠六帖』雲隠巻 : その傍流的存在性がもつ意味について」、『物語研究』23、 pp101-115、 2023年3月(査読あり)
・「阿里莫本源氏物語(天理大学附属天理図書館蔵)中の『雲隠六帖』についてー解題と若干の考察」、『研究と資料』85、pp 1-9, 2022年12月
・「女一宮論再論: 国冬本源氏物語を通して変容するもの」、『上智大学国文学論集』54、pp1-18, 2021年1月(査読あり)
・「源氏物語』と異本-校訂と真贋をめぐって」、『ユリイカ』 767、pp220-227、2020年12月
・「国冬本源氏物語夕霧巻の分断と読解―落葉の宮の人物像を中心に」『詞林』67 、pp60-75、2020年4月(査読あり)
・「中文“弱水三千”と日本語「弱水三千の差異について‐理解不能から生じる独創性への一考察 」、『日本学研究』(北京日本学研究中心)27、pp183-192、2017年10月(査読あり)
・「人物呼称の表記の考察-村上春樹とその翻訳作品を中心に」、『待兼山論叢. 文学篇』47、pp39-53、2013年12月、(査読有り)
・「源氏物語の享受作品の呼称についてー”須磨源氏”を中心に 」、『日語日文学研究』(韓国日語日文学会)84、pp259-278 2013年2月 (査読有り)
・「『国冬本源氏物語』注釈書の試み-桐壺・少女・野分・柏木・鈴虫巻の物語世界を中心に」、『国文学研究資料館紀要 文学研究篇』35、pp155-177、2009年2月(査読有り)
・「源氏物語の別本の世界―伝国冬本少女巻を中心に」、『文学・語学』182、pp1-10、2005年7月(査読有り)
・「国冬本における女三宮について―鈴虫巻を中心に」、『国語国文』71-2、pp13-36、2002年2月(査読有り)
・「喩としての朝顔―源氏物語の朝顔の姫君を中心に―」、『中古文学』59、pp28-36、1997年5月(査読有り)

学会活動 ・上智大学国文学会 評議員(2020年7月~2024年7月まで)
・物語研究会 企画委員(2022年4月~2023年3月まで)
・中古文学会
・全国大学国語国文学会
・大阪大学古代中世文学研究会
メッセージ 古典文学は難しくてとっつきにくい、そんな印象がある人もいるかもしれません。しかし令和の現代もそれ以前の過去と地続きであり、過去なくして現在はありません。古典文法にあまりとらわれず、一度気軽に古典作品の頁をめくって下さい。そこには人間の喜びや悲しみがえがかれ、昔も今も人間の心には普遍的に変わらぬものがあるということに気が付くでしょう。今は良い現代語訳も多く出版され、また優れた古典作品の漫画やアニメも多くあります。そこから入ることも良いと思います。皆さんが古典文学の扉をたたき、多くの優れた作品に出会うことを願っています。

柴田 勝二 教授

SHIBATA, Shoji
所属学部・職位・役職 人間学部人間文化学科 教授
経歴 【最終学歴】
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程芸術学専攻 修了
博士(文学)大阪大学

【受賞】
2020年度 舞台脚本コンクール準グランプリ受賞

【主な職歴】
山口大学人文学部講師・助教授、東京外国語大学外国語学部助教授・教授、東京外国語大学大学院国際日本学研究院教授(現在名誉教授)、梅光学院大学文学部特任教授

担当授業科目 日本文学入門、日本文学史概論、日本文学特論近代、日本文学講読近代、専門演習、卒論演習
研究・専攻分野 日本近代文学・演劇
研究テーマ・概要 ● 夏目漱石・谷崎潤一郎・三島由紀夫・大江健三郎らの文学を、作家の個性と時代社会の文脈が交差する地点から捉える。

● 能・歌舞伎から現代演劇に至る日本演劇の特質を比較文化的な視座によって捉える。また自身でも劇作をおこなっており、演出も手がけている。

主な著書・論文 【著書】(すべて単著)
『谷崎潤一郎 美と生命の間』(勉誠出版,2021年,346頁)

『私小説のたくらみ――自己を語る機構と物語の普遍性』(勉誠出版,2017年,348頁)

『夏目漱石 「われ」の行方』(世界思想社,2013年,372頁)

『三島由紀夫 作品に隠された自決への道』(祥伝社新書,2012年,283頁)

『村上春樹と夏目漱石――二人の「国民作家」が描いた〈日本〉』(祥伝社新書,2011年,296頁)

『中上健次と村上春樹――〈脱60年代〉的世界のゆくえ』(東京外国語大学出版会,2010年,350頁)など

【論文】(最近のもののみ、すべて単著)
「魅せられる者たちの交わり――『黒蜥蜴』論」(『埼玉学園大学紀要』人間学部篇第23集、p279~294)

「〈芸術家論〉としてのドラマ――『卒塔婆小町』『綾の鼓』と作者の覚悟」(『敍説』Ⅲ―2、2023年10月、p112~128)

「引き継がれる霊魂――『椿説弓張月』論」(『樹間爽風』第2号、2023年3月、p5~14)

「〈強さ〉と〈弱さ〉の間で――二つの『ドライブ・マイ・カー』について」(『総合文化研究』26号,2023年1月,p77~91)(査読あり)

「回帰する〈終わり〉――『弱法師』における戦争と戦後」(『埼玉学園大学紀要』人間学部篇22号,2022年12月)

「生き延びた者の行方――『朱雀家の滅亡』『十日の菊』と日米関係」(『敍説』Ⅲ―20,2022年9月,p172~191)

「「芸術家」としての統治者――『サド侯爵夫人』『わが友ヒットラー』における革命と反革命」(『梅光学院大学論集』55集,2022年7月,p1~14)(査読あり)

「多重化する「お芝居」――『鹿鳴館』における演技と真実」(『敍説』Ⅲ―19,2021年8月,p156~169)

「病と戦争の時空――『細雪』」(『三田文学』2020年冬季号,p171~190)(査読あり)

「溶け合う<大阪>と<京都>――『蘆刈』と谷崎潤一郎の日本文化論」(『国際日本研究』プレ創刊号,2020年3月,p21~36)

「<手ざわり>のなかの関係――谷崎潤一郎の<盲目>の世界」(『総合文化研究』23号,2020年3月)

学会活動 日本近代文学会:理事(2020年3月まで)、評議員(2022年3月まで)
日本比較文学会、日本文藝家協会
社会貢献活動 NPO法人漱石山房連続講座講師
早稲田大学エクステンションセンター市民講座講師
『読売新聞(デジタル版)』「深読み」に「カズオ・イシグロと村上春樹」を寄稿(2019年10月)
『西日本新聞』に「「西」への眼差し――谷崎と漱石」を寄稿(2021年11月)など
メッセージ 文学・演劇作品について考えることは、作者としての作家の個性を探究するとともに、彼らが生きた時代社会の姿を捉えることにもなります。文学・演劇を通して〈日本〉を知りましょう。
 

 

西山 智則 教授

NISHIYAMA, Tomonori
所属学部・職位・役職 人間学部人間文化学科 教授
経歴 【最終学歴】
関西学院大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程 単位取得満期退学
修士(文学)関西学院大学
博士(言語文化学)大阪大学

【主な職歴】
関西学院大学非常勤講師
聖和大学非常勤講師
埼玉学園大学

担当授業科目  英語圏文学特論(近現代)、英語圏文学講読(近現代)、英語圏文化概論
研究・専攻分野 アメリカ小説・映画論
研究テーマ・概要 映画や文学における恐怖について
主な著書・論文 【著書】
(単著)
『恐怖の君臨――疫病・テロ・畸形のアメリカ映画』(森話社,2013年)

『恐怖の表象――映画/文学における<竜殺し>の文化史』(彩流社,2016年)

『エドガー・アラン・ポーとテロリズム――恐怖の文学の系譜』(彩流社,2017年)

『ゾンビの帝国――アナトミー・オブ・ザ・デッド』(小鳥遊書房,2019年)

(共著)
「色彩の悪夢――エドガー・アラン・ポーと疫病ゴシック」『幻想と怪奇5 アメリカンゴシック E・A・ポーをめぐる二百年』(新紀元社,2021年)

「H・P・ラヴクラフトの退化論の進化論――人種という疫病の恐怖」『幻想と怪奇7 ウィアード・テールズ 恐怖と冒険の王国』(新紀元社,2021年)

『パンデミック――病の文化史』(人間と歴史社,2014年)

など

【論文】
「ラフカディオ・ハーンとゾンビ―― 小泉八雲の多文化的妖怪たち」(『立教大学アメリカン・スタディーズ』,2019)(査読あり)

など

学会活動 日本アメリカ学会、日本ポー学会(役員)、 日本アメリカ文学会、日本英文学会
社会貢献活動 『週刊読書人』対談=伊藤詔子×西山智則<短剣を手に、世界の終末を生き残る>『【新編エドガー・アラン・ポー評論集】ゴッサムの街と人々 他』(小鳥遊書房)刊行をめぐって、2021年1月29日
メッセージ 実益にならないものが切り捨てられている時代です。しかし、太宰治は「学生時代に不勉強だった人は、社会に出てからも、かならずむごいエゴイストだ。学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ」と書いています。映画や文学などは、すぐに利益には結びつかないかもしれません。ところが、役に立ちそうもないものが、実はどこかで社会の役に立っています。めくるめくほどスリリングな文学や映画の世界を探求してゆきましょう。

伊藤 慎悟 専任講師

ITO, Shingo
所属学部・職位・役職 人間学部人間文化学科 専任講師
経歴 【最終学歴】
上智大学大学院総合人間科学研究科心理学専攻博士後期課程 単位取得満期退学
博士(心理学)上智大学

【主な職歴】
上智大学総合人間科学部心理学科特別研究員、上智大学多文化共生社会研究所特別研究員

担当授業科目 人間心理概論、教育心理学、発達心理学、人間心理調査法、教養演習I・II、基礎演習、専門演習、卒業論文又は卒業研究
研究・専攻分野 教育心理学、教育方法学
研究テーマ・概要 ● 総合的な学習の時間についてのカリキュラム研究

● 単元内自由進度学習における学習環境整備

主な著書・論文 【著書】
分担執筆 『コミュニティ心理学シリーズ第1巻 心の健康教育』金子書房

【論文】
共著「コロナ禍における大都市在住若年成人のメンタルヘルスに及ぼす心理社会的影響―ソーシャル・キャピタルに着目して―」(ストレス科学研究, 37, 2023)(査読あり)

共著「かけ算九九を自発的に学ぶための環境整備」(個性化教育研究,14,2023)(査読あり)

共著「短期間の集団宿泊活動が児童の個人的能力および学級内人間関係に及ぼす影響」(学校メンタルヘルス,25,89-97,2022)(査読あり)

共著「障害者イメージ尺度の作成」(上智大学心理学年報,46,89-100,2022)

学会活動 日本教育心理学会、日本教育工学会、日本心理学会、個性化教育学会、日本コミュニティ心理学会、日本学校メンタルヘルス学会、日本生活科・総合的学習教育学会
社会貢献活動

神奈川県相模原市立富士見小学校 生活科に対する指導・助言

メッセージ 学問を学ぶということは、その学問の世界の見方を身に着けるという事です。心理学では、人や動物が、周りの物事や環境をどのように認識し、それらと関わり、上手にやっていくのかについて学びます。学びを通して、みなさんの世界の見方がより豊かに、より自分らしくなることを願っています。

井上 正望 専任講師

INOUE, Masami
所属学部・職位・役職 人間学部人間文化学科 専任講師
経歴 【最終学歴】
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程人文科学専攻 単位取得満期退学
博士(文学) 早稲田大学

【主な職歴】
国立歴史民俗博物館科研費支援研究員、早稲田大学非常勤講師、昭和女子大学非常勤講師、成城大学非常勤講師

担当授業科目 教養演習Ⅰ・Ⅱ、基礎演習、専門演習、日本史学入門、日本史特論(近世以前)、日本史資料購読(古代・中世)、古文書学
研究・専攻分野 日本古代史
研究テーマ・概要 古代・中世移行期における天皇の変質
主な著書・論文 【著書】
井上正望『日本古代天皇の変質―中世的天皇の変遷過程―』(単著,塙書房,2022)

【論文】
「天皇の二面性とその分化明確化過程」(有富純也・佐藤雄基編『摂関・院政期研究をよみなおす』思文閣出版、221~249、2023)

「古代・中世移行期の天皇と境界の祭祀―四角四界祭を題材に―」(佐々木虔一ほか編『古代の交通と神々の景観』八木書店,335~354,2023)

「古代・中世移行期における天皇の変質―「隠蔽」される天皇―」(『史学雑誌』130-4,38~63,2021,査読あり)

「廃朝・廃務からみた諸司と伊勢神宮」(『日本歴史』865,1~17,2020,査読あり)

「京内の道路・橋・溝(堀)」(佐々木虔一ほか編『日本古代の輸送と道路』八木書店,315~332,2020)

「廃務からみた神祇祭祀」(『国立歴史民俗博物館研究報告』218,205~220,2019,査読あり)

「「倚廬」再考」(『ヒストリア』276,58~81,2019,査読あり)

「日蝕からみた諸司と天皇」(『鎌倉遺文研究』44,51~74,2019,査読あり)

「喪葬時の廃朝廃務からみた親族意識の変化」(『日本史研究』682,1~30,2019,査読あり)

「王権と服忌」(仁藤敦史編『古代王権の史実と虚構』竹林舎,368~392,2019)

「日本における宗廟観の形成―宇佐宮・香椎廟と伊勢神宮―」(『歴史学研究』968,1~16,34,2018,査読あり)

「九世紀弾正台の京内巡察体制―検非違使成立後の弾正台の体制強化―」(『日本歴史』798,1~17,2014,査読あり)

「儀式作法の評価と実態―大江匡房説を例に―」(『史観』169,1~19,2013,査読あり)

学会活動 歴史学研究会(会務幹事 2021年5月まで)、日本史研究会、史学会、大阪歴史学会
メッセージ 現代社会において、私たちの周りには情報が溢れています。そのような社会の中で生活していくうえで、適切な情報と不適切な情報とを、うまく取捨選択することが必要です。歴史学は史料という情報源を扱う学問ですが、史料の中には誤りや虚偽などの不適切な情報が含まれることも多々あります。このような史料の扱い方を学ぶことを通して、情報の取捨選択の方法を学んでいきましょう。

柴台 弘毅 専任講師

SHIBADAI, Koki
所属学部・職位・役職 人間学部人間文化学科 専任講師
経歴 【最終学歴】
関西大学大学院 社会学研究科 マス・コミュニケーション学専攻 博士課程後期課程 修了
博士(社会学)関西大学

【主な職歴】
大阪公立大学大学院 文学研究科 都市文化研究センター 研究員
関西大学ポピュラー音楽アーカイブ・ミュージアムプロジェクト リサーチアシスタント
社会医療法人誠光会 草津看護専門学校 非常勤講師
関西大学 社会学部 メディア専攻 非常勤講師
大阪音楽大学 音楽学部 音楽学科 ミュージックコミュニケーション専攻 非常勤講師
四天王寺大学 人文社会学部 非常勤講師
龍谷大学 国際学部 非常勤講師
同志社女子大学 学芸学部 音楽学科 非常勤講師
大阪成蹊大学 芸術学部 非常勤講師
大阪産業大学 国際学部 国際学科 非常勤講師

担当授業科目 教養演習Ⅰ・Ⅱ,基礎演習,専門演習,社会学Ⅱ,メディア文化論,ポップカルチャー論
研究・専攻分野 メディア文化研究,ポピュラー音楽研究,音楽社会学
研究テーマ・概要 ●ポピュラー音楽におけるスタンダード生成過程についての研究
●都市における音楽文化についての研究
●ポピュラー音楽における視覚表現についての研究
●岐阜県美濃加茂市における「ダンシング・ヒーロー(Eat you up)盆踊り」についての研究
主な著書・論文

【著書】
分担執筆「スタンダード・ミュージックとしての『Get Wild』―生成過程と社会的価値についての考察」,輪島裕介・永冨真梨編『入門ポピュラー音楽の文化史』,ミネルヴァ書房,2024年刊行予定.
博士論文『日本のポピュラー音楽におけるスタンダード生成過程についての研究』,関西大学,2017年9月.

【論文】
共著「ヴィジュアル系ミュージシャンは洋楽メディアとして機能したか?―hideとSUGIZOの活動を事例に―」,『コンテンツ文化史研究』,コンテンツ文化史学会,2024年3月刊行予定(査読あり).
単著「テレビ神奈川(TVK)制作の音楽番組「ヤングインパルス」保存映像についての研究―番組の基本情報と制作背景を中心に」,『PMAMP研究成果報告書―テレビ神奈川1970・80年代の音楽番組(1)』,関西大学日本ポピュラー音楽アーカイブ・ミュージアムプロジェクト,2018年5月(査読なし).
単著「日本のポピュラー音楽におけるスタンダード生成過程の類型化―『ダンシング・ヒーロー(Eat you up)』盆踊りを事例に―」,『人間科学(第85号)』,関西大学大学院社会学研究科院生協議会,2016年3月(査読なし).
単著「日本のポピュラー音楽におけるスタンダード生成過程―『翼をください』を事例に」,『ポピュラー音楽研究 (第17号)』,日本ポピュラー音楽学会,2014年2月(査読あり).

学会活動 日本ポピュラー音楽学会(事務局幹事 2015年3月まで,第29回年次大会実行委員 2017年12月まで,選挙管理委員 2020年12月まで,研究活動委員2022年12月まで),マルチスクリーン型放送研究会(事務局幹事)
社会貢献活動 加西市音楽化計画(兵庫県加西市と関西大学による官学連携事業)
荻野目洋子Special Live 40th Anniversary in 御園座(出演)

【メディアからの取材対応】
『関西の未来図 魅力を見つめ直す3「関西弁の精神 新境地開く― ラップにフィット,若者つかむ」』山崎哲哉(執筆記事),日本経済新聞朝刊大阪版 2023年3月16日掲載.
『関西タイムラインとことん調査隊「大阪ソング 東京に対抗心―歌詞に秘めた思い共感呼ぶ」』山崎哲哉(執筆記事),日本経済新聞夕刊大阪版 2022年5月17日掲載
『KAN「愛は勝つ」励まし続けて30年―苦境の中胸に響く応援歌』林啓太(執筆記事),中日新聞朝刊 2021年3月6日掲載.
『ミュージシャンRYO the SKYWALKERが大阪音大で語った,レゲエの魅力』岡田正樹(執筆記事),株式会社hotozero運営Webサイト「ほとんど0円大学」2021年2月4日公開.

メッセージ 身近なポップカルチャーを入り口に社会を見つめ直してみましょう。必ず新しい発見があるはずです。

 

船越 さやか 専任講師

FUNAKOSHI, Sayaka
所属学部・職位・役職 人間学部人間文化学科 専任講師
経歴 【最終学歴】
メリーランド大学大学院言語学科博士課程言語学専攻 修了
Ph.D. (Linguistics) University of Maryland

【受賞歴】
Distinguished Graduate Student Teaching Award (Center for Teaching Excellence, University of Maryland, 2014年3月)

【主な職歴】
国立国語研究所 理論・構造研究系 非常勤研究院
杉野服飾大学服飾学部 非常勤講師
明治学院大学文学部英文学科 非常勤講師
青山学院大学国際政治学部 非常勤講師

担当授業科目 英語学(概論)、英語学(各論)、英語学特論(文法論)、英語学特論(意味論・語用論)、英語I、英語II、英語(見て聴く英語)、専門演習
研究・専攻分野 理論言語学(特に統語論)
研究テーマ・概要 バンツー諸語におけるwh一致現象について
弱交差現象の言語間差異について
日本語のかき混ぜ構文と意味解釈について
形式素性の移動について
主な著書・論文 【著書】
共著『英文法大辞典』シリーズ第2巻『補部となる節、付加部となる節』 (開拓社,2018年)(査読あり)

【論文】
単著 「Two types of accusative subjects in Japanese」『Japanese Korean Linguistics 23』 (2016) (査読あり)

単著 「Locality/anti-locality and weak crossover effects」 『NELS 44』149–162 (2014) (査読あり)

単著 「(Anti-)locality and A-scrambling in Japanese」 『University of Pennsylvania Working Papers in Linguistics 20-1』 131–140 (2014) (査読あり)

単著 「Toward a uniform analysis for A/A′-distinction in binding effects」『Proceedings of the 15th Seoul Inter-national Conference on Generative Grammar』111-131 (2013) (査読あり)

社会貢献活動 【外部向け講演】
A theory of pied-piping of formal features (2018年8月17日) 慶應言語学コロキアム (慶応義塾大学言語文化研究所)
メッセージ 幼少期に気づいたら話せるようになり、それ以来毎日使っている言葉。そんな、私たち人間にとってとても身近な言葉を科学的に研究するのが言語学です。これまで言葉を使っていろいろなことを考えてきたみなさんでも、言葉そのものについてじっくりと考えたことはほとんどないのではないでしょうか?言語学を通して、言葉の不思議さや面白さを一緒に味わっていきましょう!

松浦 光 専任講師

MATSUURA, Hikaru
所属学部・職位・役職 人間学部人間文化学科 専任講師
経歴 【最終学歴】
名古屋大学大学院国際言語文化研究科日本言語文化専攻日本語教育学講座博士後期課程 修了
博士(文学)名古屋大学

【主な職歴】
横浜国立大学国際戦略推進機構 非常勤講師、防衛大学校国際交流センター 非常勤講師、成蹊大学文学部 非常勤講師、共立女子大学文芸学部 非常勤講師、埼玉大学教養学部 非常勤講師、亜細亜大学留学生別科 非常勤講師、法政大学文学部 兼任講師

担当授業科目 教養演習I・II、基礎演習、専門演習、日本語の運用、日本語の文法、日本語学(概論)、日本語学(各論)、文章作成法
研究・専攻分野 日本語学・認知言語学・修辞学・日本語教育
研究テーマ・概要 ●比喩表現を中心とした現代日本語のレトリック研究
●応用認知言語学に基づく日本語教育の語彙学習支援
●若者言葉・ネットスラングなどの新規表現
主な著書・論文 【著書】
『認知言語学論考No.17』(ひつじ書房, 2023)(分担執筆:「事象構造メタファーにおける「流れ」と評価性―社会的活動の概念化を中心に―」)
『直喩とは何か―理論検証と実例分析』(ひつじ書房, 2023)(分担執筆:「認知言語学における直喩研究」、「同一性の比喩論: 比喩指標「まさに」+Nの形式をめぐって」)
『文章表現のワークブック』(八千代出版, 2022)(共著)

【論文】
共著「「XよりもX」構文の認知的基盤―<体験>に基づく評価の比較―」(『日本認知言語学会論文集』第23巻, pp.182-193.2023)(査読あり)
共著「日本語の事象構造メタファー再考」(『認知言語学研究』第8巻, pp.38-57. 日本認知言語学会.2023)(査読あり)
共著「複合動詞「X+散らかす」の新規的用法―人はなぜキレ散らかすのか?―」(『日本語用論学会第22回大会発表論文集』第15号, pp.137-144.2020)(査読あり)
単著「現代日本語における「流れ」と事象構造メタファー」(『日本語用論学会第20回大会発表論文集』第13号, pp. 153-160.2018)(査読あり)
単著「現代日本語における気象現象の概念化―概念メタファー理論によるアプローチ―」(博士論文(名古屋大学),2017)
単著「概念メタファーからみた空模様―新聞記事を資料とした「雲」と「霧」の考察―」(『表現研究』第99号, pp. 60-69.表現学会.2014)(査読あり)

学会活動 ※所属学会
成城国文学会、日本語教育学会、日本認知言語学会(チュートリアル企画実行委員会 委員 2021年10月~現在に至る)、表現学会、日本語教育方法研究会、日本語用論学会(大会総務委員会 委員 2022年4月~現在に至る)
社会貢献活動 【メディア報道など】
日刊SPA!「「ごめんなさい」を上司や先輩に馴れ馴れしく使う若者たちの心理。日本語学者が解説」(インタビュー掲載, 扶桑社,2024)
日本テレビ『シューイチ』<シュー1プレミアム>「Z世代に受けるSNS文章を作ろう!・脱おばさん構文で絶品グルメ!」(コーナー監修,日本テレビ,2023)
日本テレビ『シューイチ』<中山のイチバン>「LINEの文面に出る世代間ギャップ」(コメント出演,日本テレビ,2022)
NHK『おはよう日本』<NEWS WEBチェック>「これって“おじさん構文”カナ?」(コメント提供,NHK,2022)
NHK大阪『ほっと関西』「“おじさん構文” 世代間コミュニケーションどう図る」(コメント出演,NHK大阪,2022)
日刊SPA!「おじさん構文「~カナ?」でわかる“実は繊細なおじさん心理”。日本語学者が解説」(インタビュー掲載,扶桑社,2021)
メッセージ  「日本語」って何だか曖昧で、難しそう。そんなことを思う人もいるかもしれません。だけど、私たちは、言葉が伝わることも、伝わらないことも、日々経験しながら「日本語」を使って生きています。言葉は人間のコミュニケーションの根幹となるツールです。うまく使いこなせるようになれば、自分の世界が広がっていきます。
 また、様々な情報が飛び交う現代社会は自分で考えて、情報を取捨選択する必要があります。そして、相手に何かメッセージを発するときも、そのままではなく、どうすれば適切に、効果的な言葉で伝わるか、考えていかなければなりません。
 つまり、どんな言語表現も誰かの何かを伝えたいという思いがあるから生まれているのです。同時に、そこには言葉が生まれる規則やメカニズムも関わってきます。一緒に「日本語」の不思議を考えていきましょう。

松嶋 哲哉 専任講師

MATSUSHIMA, Tetsuya
所属学部・職位・役職 人間学部人間文化学科 専任講師
経歴 【最終学歴】
日本大学大学院 文学研究科 教育学専攻 博士後期課程 単位取得満期退学
修士(教育学)日本大学

【主な職歴】
時事通信出版局教育事業部 非常勤講師
高崎商科大学 非常勤講師
文化学園大学 非常勤講師
共栄大学 非常勤講師
日本大学経済学部 非常勤講師
日本大学通信教育部 非常勤講師
獨協大学 非常勤講師

担当授業科目 教育原理、教職概論、教育社会学、生徒・進路指導論、教育実習指導、教職実践演習、教職基礎演習、専門演習
研究・専攻分野 教育学、教育史
研究テーマ・概要 ● (旧制)中学校における職業教育の歴史

● 戦後日本における教育労働運動の歴史

主な著書・論文 【著書】
『未来を作る教職教養指針8 道徳教育』(学文社,2023)(分担執筆)

『歴史としての日教組』(名古屋大学出版会,2020)(共著)

『教職のための学校と教育の思想と歴史』(三恵社,2018)(分担執筆)

【論文】
「『生徒指導提要』改訂議論における『積極的な生徒指導』」『埼玉学園大学紀要』人間学部篇 第23号、2023年

「教科書と副教材の関係性をめぐる<過去>からの検討―1924年長野県における副教材「取締」と副教材を使った修身教授方法の議論から―」『教育学雑誌』第54号,2017年(単著)(査読あり)

「中学校実業科からみる中学校観の変質―中学校第一種課程の導入過程・統計・事例から」『中等教育史研究』第22号,2015年(単著)

「道徳教育を「教科書で教える」―徳教育教科書への抵抗―」『教育学雑誌』第50号,2014年(単著)(査読あり)

学会活動 日本教育学会、教育史学会、日本教育史研究会、中等教育史研究会
社会貢献活動 令和元年度 八王子市立 松木中学校 第3回道徳授業地区公開講座 講師
メッセージ 大学で学ぶ際には「学而不思則罔。思而不学則殆」(『論語』)という言葉を肝に銘じてください(意味は調べてください)。
大学での学びは、単に知識を得るのではなく、その知識でもって社会(世界)について考えることです。

三浦 麻美 専任講師

MIURA, Asami
所属学部・職位・役職 人間学部人間文化学科 専任講師
経歴 【最終学歴】
中央大学大学院文学研究科博士後期課程西洋史学専攻 単位取得満期退学
博士(史学)中央大学

【受賞】
第17回女性史学賞(2023年)

【主な職歴】
中央大学・明治大学・慶應義塾大学・立教大学等非常勤講師

担当授業科目 西洋史学入門、西洋史学概論、西洋史資料講読、西洋史特論II、地域文化論IIIなど
研究・専攻分野 西洋史、中世史
研究テーマ・概要 中世における教会と宗教運動の歴史と、その中における女性の役割
主な著書・論文 【著書】

  • 松本悠子・三浦麻美編『歴史の中の個と共同体』中央大学出版部、2022年
  • ウィンストン・ブラック(大貫俊夫監訳)『中世ヨーロッパ—ファクトとフィクション—』平凡社、2021年(第9章「中世の医学は迷信にすぎなかった」267-295頁担当)
  • 『「聖女」の誕生—テューリンゲンの聖エリーザベトの列聖と崇敬—』八坂書房、2020年など

【論文】

  • 「幻視者の誕生―中世盛期ヘルフタ修道院に見る学問と回心―」『西洋史研究』新輯51号、2022年、27-47頁(査読あり)
  • 「呪詛ではなく祝福を—マンスフェルト伯家と家門修道院ヘルフタに見る13世紀末の紛争と和解—」『西洋中世研究』第12号、2020年、128-143頁(査読あり)
  • 「アポルダのディートリヒ『聖エリーザベト伝』—13世紀末の聖人伝に見る婚姻と寡婦—」『西洋史学』第236号、2009年、20-38頁(査読あり)など
学会活動 西洋中世学会
社会貢献活動 「名前のない修道女たち―神秘主義と西洋中世史からの取り組み―」東洋大学人間科学総合研究所プロジェクト「SDGsと人文学」プロジェクト第2回公開セミナー、2022年10月15日
「上半期アンケート」『週刊読書人』3499号、2023年7月、4頁
「上半期アンケート」『週刊読書人』3449号、2022年7月、1頁
メッセージ 私たちと異なる時代、地域にはどのような人々が暮らし、何を考えていたのでしょうか。歴史の勉強は単なる知識の詰め込みではなく、学んだことを整理し、そこからものの見方を組み立てます。西洋の長い歴史を学ぶことで、現代日本の新しい面も見えてくるでしょう。

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