教育方針(ポリシー)

Ⅰ.卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

心理学研究科では、人間の心と行動についての深い理解と科学的思考を身につけ、臨床的態度と専門的技法をもって人々に心理的援助のできる人材の養成を目的としています。このため、学位授与の要件としては、学生に次のような能力の修得を求めます。

  • 学生が臨床心理士資格試験に十分臨める水準の臨床心理学的知識と臨床的実践力を修得していること。
  • さらに、実践家・研究者モデルに沿って、臨床場面で起こる事象への科学的理解と理論的洞察を支えるための研究スキルが備わっていること。

これらの観点を踏まえて、以下の要件を満たしているときは、修了を認め、修士(臨床心理学)の学位を授与します。

大学院に2年以上在学し、履修要件に定める授業科目を履修し、専門科目22単位(必修16単位を含む)以上、「特別課題研究Ⅰ・Ⅱ」各4単位の合計30単位以上を修得し、かつ修士論文を提出して、その審査及び最終試験に合格すること。

本研究科は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の第1種指定大学院となっており、学位の取得により、臨床心理士の受験資格が得られます。

Ⅱ.教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

心理学研究科では、自立した臨床心理士として、個人及び組織・地域からの援助希求に対して高い共感性とコミュニケーション能力を持ち、十分な心理社会的援助能力を修学することを目標としたカリキュラムを編成します。

具体的には、①心理臨床活動を展開するための実践力を養成する「基幹科目群」、②臨床心理学の知識と方法論をより高度化、深化する「基礎科目群」、③支援対象者の特徴を理解し、それに応じた援助法を修得する「発展科目群」、④修士論文作成のための高度な研究実践能力を学習する「特別課題研究」の4領域によって編成されます。

教育課程編成の目的を効果的に実現するために、教育方法として、通常の講義形式のほか、事例研究方式、課題討論方式、ロールプレイ、グループワークを含む模擬実習など、具体的かつ実践的な体験学習を多く組み入れます。

Ⅲ.入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)

心理学研究科では、人間の心の問題に対応する実践的な人材として高い専門性と臨床的立場でのコミュニケーション能力および問題解決能力を重視する教育を目指します。本研究科の修了生には、臨床心理士としての活躍が期待されており、入学生には、学修成果の達成に必要な基礎的な知識・能力と明確な目的意識が求められます。

このため、本研究科では、次のような方法で入学者の選抜を行います。

【一般選抜】

① 入学後の研究課題と問題意識を明らかにした研究計画書を提出させる。

② 設置している科目の履修に必要な基礎知識を量るため、専門科目(心理学)と英語に関する筆記試験を行う。

③ 書類選考及び口述試験により、臨床心理士としての人間的資質を確認する。

【学内選抜】

① 入学後の研究課題と問題意識を明らかにした研究計画書を提出させる。

② 設置している科目の履修に必要な基礎知識を量るため、在学中の成績状況について審査を行う。

③ 書類選考及び口述試験により、臨床心理士としての人間的資質を確認する。

本研究科は、研究奨励目的に成績優秀な学生に選考により、最大2年間にわたり、返還のない奨学金制度を備えています。

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